【銀行員のボーナスと年収】30代銀行員総合職のリアルな手取り額を公開します

  • 2021年1月6日
  • 2023年10月18日
  • Banker
 
忙しく働いているサラリーマン『こんなに働いてるのに年収は低いしボーナスもあまり出ない。コロナで仕事も減ってるし・・・30歳にもなると子供の養育費とか生活費もかかって手取りだけだと生活が苦しいな・・・高給取りって噂の銀行員は、同世代だとどのくらい給料をもらってるんだろう?』

 

35歳銀行員の実際の給与水準をさらします。

 

35歳、現役銀行員のボーナスと年収

 

30代半ば現役銀行員である僕の直近の給与水準を教えます。

 

 本記事の内容

 

 

・僕のスペック紹介
・2020年、冬のボーナス
・2020年、1年間の年収

 

 

銀行員の年収は世間一般に比べて圧倒的に高いです。
コロナで経営不振に陥る会社も多いなか、業績も比較的安定しており、少なくとも破綻や社員が路頭に迷う、というようなニュースは聞かれません。
実際、僕の場合はむしろ仕事が増えて残業代が多くなった2020年でした。

 

 

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  金融機関に勤めて年収アップを目論むひと『金融機関、特にメガバンクなんて給料が高いってよく聞きます。平均年収ランキング…

 

 

僕の年齢は2021年1月現在で35歳です。
同じ年齢の、同じ年次の銀行員でも、給料が変動する要因はいくつかあります。
僕の場合は、同世代と比較して比較的高い年収をもらっていると思うので、これから紹介するのはあくまでも僕個人の実態であり、すべての同世代銀行員が同じだけもらっているわけではない、と理解してください。

 

本当は給与明細を写真でアップした方がリアリティあるんですが、特定に至る可能性があるのでお許しを・・・

 

 

僕のスペック紹介

 

参考までに僕のスペックを紹介します。

 

 年次、昇格など

 

 

・年次 : 2020年度で、みなし13年目(中途なので、「みなし」です)
・大学 : 国立旧帝大以上
・浪流 : 1浪、0流
・年齢 : 35歳
・昇格 : 最短・ストレートであがっています

 

 

以上のような感じですね。

 

 

 その他の変動要因

 

 

・残業 : 法定外で年間300時間/月25時間ほど(今年は多かった・・・)
・評価 : 同役職の中でも比較的高い方と思います

 

 

残業については、法定「内」込みだと年間で420時間くらいでしょうか。
毎日8:30出勤なら、19:00~19:30退社くらいのイメージだと思います。
残業時間の詳細については、以下の記事も参考にして下さい。

 

 

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  銀行に就職することを目指しているひと『銀行員は給料もいいし安定してるけど、残業が多いって噂をよく聞きます。毎日深夜帰…

 

 

評価というのは、今年度あるいは半期ごとに仕事ぶりに点数がつけられるということです。
毎年この点数を稼いでいって、ある一定まで達すれば昇格・役職につく、ということになります。
同じ役職の中でも、年度の評価がよければボーナスもあがるし、逆もしかりです。

 

 

2020年、冬のボーナス

 

ボーナスは残業時間とは相関しません。
役職と評価、および会社や部署の業績によって左右されます。

 

 僕のボーナス

 

 

・総支給額 : 150万円
・各保険料 : 20万円
・所得税  : 25万円
・手取額  : 105万円

 

 

こんな感じでした。
やっぱり保険料と所得税、高いですね(´;ω;`)
頑張れば頑張るほど、税金が高くなって身入りが少なくなる国では、モチベーションが湧きません・・・

 

よく、財形で天引きにする銀行員もいます。
給料・ボーナスの中から、自分で決めた金額を別口座に預け入れて積み立てる、というものです。
財形を設定している場合は、上記の手取り額は財形分だけさらに差し引かれますが、財形貯蓄は国にもってかれるわけではないので、『財形で手取りが全然低い』というのは話の土俵が異なります。

 

僕は同世代の中でも比較的評価の高い方だと思うので、ボーナスはこの水準でした。
もっと個人評価の高い人はさらにボーナスが高いし、逆もしかりです。
また、部署の評価は普通だったと思うので、もっと業績の高い部署・銀行に勤めている人はより高いボーナスの水準になっているのではないでしょうか。

 

 

2020年、1年間の年収

 

年収は、役職による基本給と、残業時間による残業代、ボーナスで差がでます。

 

 僕の年収

 

 

・総支給額 : 1,150万円
・各保険料 : 130万円
・所得税  : 120万円
・住民税  : 100万円
・手取額  : 800万円

 

 

こんな感じですが、少し補足があります。

 

まず住民税についてはふるさと納税をしているので、本来はもっと高いはずです。
住民税は昨年の所得実績を踏まえて課税されていくのですが、ふるさと納税をしている場合には納税額に応じて課税額が減免されていく仕組みだからです。
僕の場合、ふるさと納税はほぼ満額実施しているので、ふるさと納税を行っていない場合はより高い水準になると思います。

 

また、所得税は、実際にはもっと低い水準になっています。
僕の場合、住宅ローン減税をしているため、年末に所得税30万円以上の還付があり、実際の年間所得税は80万円ほどでした。
住宅ローン減税をしていない方で、僕と総支給額が同じくらいであれば、ざっくり所得税は年間累積で120万円くらいになるのではないかと思います。
もっとも、各種減税や副業の有無、臨時所得によっても差が出ますので、ご参考ということでご理解ください。

 

 

 銀行員の給与水準、いかがでしょうか

 

以上が35歳銀行員の実際の年収とボーナスの水準です。
よく友達と話しをしていても、世間一般からすれば十分に高いと感じます。

 

地頭の良い、優秀な人間が多い世界ですので、それだけ入社するのは大変ではあります。
が、裕福な生活をしたいと思えば、チャレンジしてみる価値のある業界だと思いますよ。

 

 

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