30代半ばの銀行員のボーナスはいくらくらい?【現役銀行員が晒します】

  • 2021年6月15日
  • 2023年10月25日
  • Banker
 
忙しく働いているサラリーマン『こんなに働いてるのに年収は低いしボーナスもあまり出ない。コロナで仕事も減ってるし・・・30歳にもなると子供の養育費とか生活費もかかって手取りだけだと生活が苦しいな・・・高給取りって噂の銀行員は、同世代だとどのくらい給料をもらってるんだろう?』

 

30代半ば、現役銀行員の実際の水準を紹介します。

 

30代半ば、現役銀行員のボーナスと年収

 

30代半ば現役銀行員である僕の直近の給与水準を教えます。

 

 本記事の内容

 

 

・僕のスペック紹介
・2021年、夏のボーナス
・2021年、半年間の収入と1年間の見込み値

 

 

銀行員の年収は世間一般に比べて圧倒的に高いです。
一部の地銀で希望退職者募集のニュースが出たりもしていますが、大手メガバンクについては業績が比較的安定しており、少なくとも破綻や社員が路頭に迷う、というような噂は聞かれません。

 

 

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僕は、30代半ばの現役メガバンク銀行員です。
同じ年齢の、同じ年次の銀行員でも、給料が変動する要因はいくつかあります。
僕の場合は、同世代と比較して比較的高い年収をもらっていると思うので、これから紹介するのはあくまでも僕個人の実態であり、すべての同世代銀行員が同じだけもらっているわけではない、とご理解ください。

 

本当は給与明細を写真でアップした方がリアリティあるんですが、特定に至る可能性があるのでお許しを・・・

 

 

僕のスペック紹介

 

参考までに僕のスペックを紹介します。

 

 年次、昇格など

 

 

・年次 : みなし14年目(転職経験アリ)
・大学 : 国立旧帝大以上
・浪流 : 1浪、0流
・年齢 : 30代半ば
・昇格 : 最短・ストレート

 

 

2021年度時点で、以上のような感じですね。

 

 

 その他の変動要因

 

 

・残業 : 法定外で半年間180時間/月30時間ほど(しばらく多い状況)
・評価 : 同役職の中でも比較的高い方かと

 

 

残業については、法定「内」込みだと半年間で240時間くらいでしょうか。
毎日8:30出勤なら、19:30前後退社くらいのイメージだと思います。
残業時間の詳細については、以下の記事も参考にして下さい。

 

 

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  銀行に就職することを目指しているひと『銀行員は給料もいいし安定してるけど、残業が多いって噂をよく聞きます。毎日深夜帰…

 

 

評価というのは、今年度あるいは半期ごとに仕事ぶりに点数がつけられるということです。
毎年この点数を稼いでいって、ある一定まで達すれば昇格・役職につく、ということになります。
同じ役職の中でも、年度の評価がよければボーナスもあがるし、逆もしかりです。

 

 

2021年、夏のボーナス

 

ボーナスは残業時間とは相関しません。
役職と評価、および会社や部署の業績によって左右されます。

 

 僕のボーナス

 

 

・総支給額 : 165万円
・各保険料 : 20万円
・所得税  : 30万円
・手取額  : 115万円

 

 

こんな感じでした。
やっぱり保険料と所得税、高いですね。
ざっくり1/3ほどが税金と保険料で持っていかれてしまっています。

 

よく、財形で天引きにする銀行員もいます。
給料・ボーナスの中から、自分で決めた金額を別口座に預け入れて積み立てる、というものです。
財形を設定している場合は、上記の手取り額は財形分だけさらに差し引かれますが、財形貯蓄は税金と違って国にもってかれるわけではないので、『財形で手取りが全然低い』というのは話の土俵が異なります。

 

僕は同世代の中でも比較的評価の高い方だと思うので、ボーナスはこの水準でした。
もっと個人評価の高い人はさらにボーナスが高いし、逆もしかりです。
また、部署の評価は平均的だったと思うので、もっと業績の良い部署・銀行に勤めている人はより高いボーナスの水準になっているのではないでしょうか。

 

 

2021年、半年間の収入と1年間の見込み値

 

年収は、役職による基本給と、残業時間による残業代、ボーナスで差がでます。

 

 僕の半年間の収入

 

 

・総支給額 : 650万円
・各保険料 : 70万円
・所得税  : 75万円
・住民税  : 35万円
・手取額  : 470万円

 

 

こんな感じですが、少し補足があります。

 

まず住民税についてはふるさと納税をしているので、本来はもっと高いはずです。
住民税は昨年の所得実績を踏まえて課税されていくのですが、ふるさと納税をしている場合には納税額に応じて課税額が減免されていく仕組みだからです。
僕の場合、ふるさと納税はほぼ満額実施しているので、ふるさと納税を行っていない場合はより高い水準になると思います。

 

また、所得税は、年末の住宅ローン減税で一部還付されます。
年間の所得税は、上記の単純に2倍=150万円、とはならず、還付額相当が差し引かれるはずです。
もっとも、各種減税や副業の有無、臨時所得によっても差が出ますので、ご参考ということでご理解ください。

 

上記を加味し、今年1年間の給与水準はだいたい以下のようなイメージです。

 

 

・総支給額 : 1,250万円
・各保険料 : 140万円
・所得税  : 120万円
・住民税  : 70万円
・手取額  : 920万円

 

 

 30代半ばの銀行員のボーナスと給与水準、いかがでしょうか

 

以上が30代半ば銀行員の実際の年収とボーナスの水準です。
よく友達と話しをしていても、世間一般からすれば十分に高いと感じます。
地頭の良い、優秀な人間が多い世界ですので、それだけ入社するのは大変ではあります。
が、裕福な生活をしたいと思えば、チャレンジしてみる価値のある業界だと思いますよ。

 

 

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この年収と、妻も銀行員である強みを生かし、早期リタイア(FIRE)を目指していますので、そちらも参考にしてみて下さい。

 

 

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