【StockX】出品商品が売れてから発送までの手順と注意点を解説【ピクチャ付】

 
StockXを使ってスニーカーの転売をしている人『StockXでスニーカーが売れたんだけど、配送方法の詳しいやり方がわからない…。2日以内に指定の場所まで届けないといけないと書いてあるけど本当かな?』

 

こんな疑問にお答えします。

 

StockXで出品した商品が売れてからの手順と注意点を解説します

 

スニーカーの転売と言ったらStockXです。

 

 本記事の内容

 

・StockXとは
・完売通知から配送までの手順
・集荷が遅れるとどうなるかを解説
・UPSの注意点

 

僕の場合は狙った転売というよりも、家に眠っている不用品を処分しようと思い、ヤフオクやメルカリ等のオークションサイトを活用しています。
昔と違って落札者と出品者の双方の住所や電話番号が非開示のまま取引できるようになったので、かなり安心感があるし、手ごろ感があるような気がしています。
手数料率は相変わらず結構高い(ヤフオクで8.8%以上)のが玉に傷ではありますが、個人対個人で売買できる環境が整いつつあるというのはユーザーにとっては朗報、ブックオフ等の中古品取り扱い業者にとっては訃報ですね。

 

一般的なオークションサイトというと、上述の通りヤフオクやメルカリが一般的なのですが、スニーカーに関してはStockXというサイトが世界的にスタンダードです。
全世界のスニーカーマニアが集まるプラットフォームでありながら、日本語のサイトが用意され、日本語で取引することができます。
買い手側にとっては正規品の鑑定書付で購入できる安心感がある一方、売り手側はその分の手数料が高くつくデメリットがある反面、購入者層が広く結果的に高く売ることができるというメリットがあります。

 

 

 

 

今回、昔購入した『On The Roger Centre Court White Gum (Numbered)』というスニーカーを処分しようと思い、StockXを初めて活用してみました。
このスニーカーは、プロテニス選手のロジャー・フェデラーがスイスのスニーカーブランド『On』の経営に参画して初めて商品企画したモデルで、当初シリアルナンバー入りで世界限定で発売されたものです。
その後、シリアルナンバー無しの一般モデルが発売されているのですが、シリアルナンバー入りのモデルは希少性もあり、『たぶんこのまま置いておいても履かないな…』と思って出品することにしました。

 

出品手順等は、StockX公式サイト内にも記載されていますので割愛します。

 

 

StockX News

StockXでスニーカーを販売する方法をご案内します。販売商品の検索方法から、発送までの手順を丁寧に解説しております。匿…

 

 

ヤフオクと違ってオークション形式で値段を釣り上げていくわけでもないし、メルカリのように一本値で売れるのを単純に待つわけでもなく、ある商品の買い手・売り手の『板』が設けられ、買いたい値段と売りたい値段が可視化されるところに特徴があります。
両者がマッチしたら売買成立で、マッチするまでは買い手か売り手のどちらかが徐々に譲歩していく必要があるわけです。
これは、ヤフオクやメルカリと違って、扱う商品が原則新品の特定のスニーカー(スニーカー以外も取り扱うようになりましたが)のみに限定されており、特定商品ごとの取引を仲介しているからこそできるシステムです。
有象無象の商品を取り扱うヤフオクやメルカリではこのような仕組みは設けられません。

 

さて、売り方や売れてからの手順は上記の通り一応説明がされているのですが、実際にやってみると意外と困る点がいくつかありました。
実際に手続き中でお困りの方や、これからStockXを使って転売しようとしている方など、参考になれば嬉しいです。

 

 

StockXとは


StockXについて簡単にご紹介します。

 

 StockXの概略

 

StockXとは、2016年にアメリカで設立され、現在月間約3000万人の訪問者を世界最大級のリセールサイトです。

 

スニーカー、ストリートウェア、ブランド時計、バッグなど多様の商品を取り扱っており、有名人とのコラボ商品、日本国内のサービスでは手に入られない海外限定品、レア商品も多く販売しています。

 

 

 

 

主な特徴は以下の通りです。

 

 

・全世界に販売業者がいるため、国内の競合サービスと比較し在庫が豊富で価格優位性がある(※国内のサービスで在庫がない商品でもStockXでも入手可能な場合がある)
・リセールサービスだが、取り扱い商品がすべて新品(※国内他競合サービスだと中古品が販売されているケースも多い)
・日本国内で手に入らない限定品、レア物を購入することが可能
・トレンドにあった新商品が常に導入される

 

 

完売通知から配送までの手順


公式サイトに書かれていることはいたってシンプルです。

 

 商品が売れると通知が来る

 

商品が売れると、こんなメールが届きます。

 

 

 

 

ブログ記事のリンクが貼られており、そこに発送までの手順が書かれています。

 

 

 

 

簡単に言うと、こんな感じです。

 

 

・配送伝票の①商品確認書を1枚印刷する
・配送伝票の②配送ラベルを2枚印刷する
・インボイスを3枚印刷する
・商品を段ボール箱に入れる(商品+5cm程度まで)
・段ボール箱の中に①だけを入れる
・集荷の依頼をする
・集荷に来た人に段ボール、②、インボイスを渡す
・これらを通知から2営業日後までに完了させる

 

 

兎に角、メールに貼られたリンク先に書いてある通りに進めましょう。
段ボール箱はちょうどいいサイズがない可能性もありますが、大きめの段ボールをカッターやハサミでカットし、縮小させれば問題ないと思います。

 

 

集荷が遅れるとどうなるかを解説


初回ということもあり、もたつきました。

 

 順次督促のメールが届きます

 

初回の通知メール以降、徐々に督促じみたメールが届くようになります。
まず、商品が売れた翌日の夜になると、再度発送の催促が届きます。まだこの段階では口調も柔らかいですね。

 

 

 

 

続いて、商品が売れた2日後の朝になってもまだ届いていないと、『24時間以内に指定の場所に届かないとキャンセルにして、罰金も取るよ!』という内容のメールが届きます。
ここにきて違約金をちらつかせてきました。

 

 

 

 

更に時が過ぎ、商品が売れてから丸二日が経つと、こんなメールが届きます。
宛名入りのメールで、『もう指定の時間は過ぎてる、あと猶予は12時間だからね!』という趣旨のようです。
もともとのルールでは2日以内に送り届けないと違約金なのですが、若干のバッファーを用意してくれているようです。

 

 

 

 

 僕の場合

 

実は、商品が売れた翌日の正午くらいには集荷に来てもらい、商品を渡していました。
追跡番号で検索をかけると、指定された場所には商品が売れた二日後のお昼には届いていることを確認。
そうだとすると、なんで上記のような督促メールがバンバン届くのかと不思議に思い(半分不安)、メールに『お困りの場合はこちらまで』とリンクが貼られていたので、そこから問い合わせを行いました。
要するに『追跡番号調べるともう着いてるはずなんだけど!どうなってるの!』という趣旨です。

 

すると、カスタマーサービスからこんなメールが届きました。
要約すると、『ゴメンゴメン、UPSで商品のスキャンが遅れてるみたいだ、違約金とかかからないから安心してよ』ということでした。

 

 

 

日本語のサイトとは言え、運営の本家は海外です。
管理方法などは日本とは比較にならないほど緩いと思われます。
昔、海外のテニストーナメントのチケットを2枚予約したら、4枚届いたことがあって唖然としたことがあります。
『ん?おかしいな?』と思ったらすぐに問い合わせをするようにしましょう。

 

 

UPSの注意点


実際に使ってみてわかりにくかったことを紹介します。

 

 UPSに頼んだのにヤマト宅急便が来る

 

本当にわかりにくいのですが、UPSに電話して集荷をお願いしたのに、家に来たのはヤマト宅急便のお兄さんでした。
UPSの職員が来ることも当然あるのでしょうけれども、ヤマト宅急便に委託するなら、事前にそう言ってほしいものです。

 

恐らく、UPSの日本法人は人手が少なく、時と場合によって(なのか、全般的になのか)ヤマト宅急便に集荷を委託しているものと思われます。
もちろん、着払いでの集荷をお願いしているのであれば、ヤマトが来たとしても着払いには変わりありませんし、届け先や商品内容等の情報は全てヤマトに伝わっており、商品とインボイス、配送ラベルを渡すだけでOKです。
UPSからヤマトに対して相当の金額の手数料が支払われているのでしょうね。

 

なお、最初からヤマト宅急便に申し込んで、UPS所定の届け先に着払いで発送する方法も手順に記載されており、最初からこの方法をとっておけばそこまで苦労することはなかったかもしれません。
僕が懸念したのは、ヤマトからUPS所定の場所まで配送になると、その分時間がかかるかなと思ったことです。
最初からUPSが集荷にくれば、その時点で商品の引き渡しが完了したことになるかなと思い、時間短縮のためにUPSに依頼をかけましたが、逆効果でした。
このあたりの交通整理は、きちんとしておいてほしいものです。

 

 

 集荷をWEB申し込みにしない方が良い

 

これも本当にわかりにくいのですが、UPSの集荷を依頼するリンク先が、StockXからのメールに貼られており、そこを見に行くとUPSの集荷依頼ページに飛びます。
そのWEBページで集荷の内容を記載していけば依頼完了になるはずなのですが、結局僕は断念しました。
入力項目ごとに『日本語はダメ』とか制約があるうえに、配送方法が複数あってその説明も詳しくされていなかったためです。

 

UPSの配送方法には次の4つがありました。

 

 

・UPS Worldwide Express Plus
・UPS Worldwide Express
・UPS Worldwide Express Freight
・UPS Worldwide Express Saver
・UPS World Wide Expedited

 

 

UPSの公式ホームページによると、これらの違いは以下の通りとのことです。

 

 

 

 

違いは良いのですが、結局StockXで配送するときにはどのサービスを選べばよいのかが全く指定されていません。
別のサービス選択して差額請求されても嫌だったので、電話で依頼することにしました。
ちなみに、後で追跡番号を照会かけたところ、一番安いUPS World Wide Expeditedが使われいたようでした。

 

 

 StockXの総評

 

以上、売れてから実際に入金されるまで、結構戸惑うことが少なくありませんでした。
日本のカチッとしたサービスに慣れすぎている弊害かもしれません。
それでも無事商品は届けられ、入金されることになります。

 

色々と不安定なところもありますが、初回だから手間取ったという面もあります。
そもそも、日本のオークションサイトだとここまでの高値で売却できなかったと思うし、正規品であることを第三者にお墨付きがもらえるという点も優れていると思います。
僕はスニーカーに詳しくもないですし、転売で収入を増やすほどの時間とスキルもないため継続的には使わないと思いますが、世のせどらーにとっては重要なプラットフォームになりそうです。
初めてStockXを使用する方々に参考になれば幸いです。

 

 

 

 

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