金融・銀行への転職エージェント2選【体験談を交えてお話します】

 
転職検討中でエージェントを探しているひと『金融機関や銀行に転職を考えているけど、転職エージェントはどこを使うのがいいんだろう?オススメサイトがいくつも出てくるけど、10選とか15選とか、多すぎ…実際にこの業界に転職したひとの意見を聞いてみたいな。』

 

転職エージェントを大量に登録する必要はありません。2社で十分です。

 

この記事の内容

 

・就職したい先がどんな規模の会社かをイメージする
・比較的大手の金融機関を目指すなら、この2社を登録すれば十分
 

僕は過去にメガバンクに転職した経験があります。
その際には、当然ながら転職エージェントに登録し、活用しました。

 

世の中にある『転職エージェントオススメ〇選』みたいなサイトは、数が多すぎて絞り切れていません。
しかも、管理者が実際に転職エージェントを使ったことがある、というサイトはほぼ皆無です。
中には『タダだからいくつも登録しましょう!』みたいなことが書いてあるサイトもあります。
経験者からすると、アホかと思います
実際に転職エージェントを活用した体験談を踏まえて、どのエージェントをどのように使っていくのがよいか、解説していきます。

 

 

就職したい先がどんな規模の会社かをイメージする

 

転職エージェントにも大手・中小があります。

 

 大手エージェントの強み

 

例えばあなたが大手企業の中途採用者だとします。
自分で広告をうったりサイトへの掲載をしたりする一方、転職エージェントにほしい人材像を伝えて募集をかけてもらうこともするでしょう。
その時に、中小の転職エージェント『のみ』に依頼しようと思いますか?
僕なら絶対に大手から順番に依頼をしていきます。
その方が募集をかける母集団が大きくなり、可能性が広がるからです。

 

このように、大手エージェントほど有名な会社や大企業の案件を多く扱います
あなたが名の知れた金融機関や銀行(銀行の時点で名が知れています)を目指すのであれば、あえて中小の転職エージェントを積極的に使う必要はありません
面接を受けてみたいなと思う大企業が、そもそも候補として提示されない可能性があるからです。

 

 

 中小エージェントの強み

 

逆に、中小エージェントは、大手企業の案件を取ってきにくいので、『ネームはいまいちだけど、ハマるひとにはハマる』ようなスパイスの効いた案件で勝負するケースがあります
大手エージェントの場合は、このような重箱の隅をつつく企業の案件をあえて労力かけて探しにいかなくても十分に材料がそろっているので、触手を伸ばしにくいのです。

 

また、転職希望者があえて中小エージェントを使おうとするケースも少ないため、大手エージェントに比べると担当者がより親密に相談に乗ってくれるかもしれません。
ただ、このあたりはどんな担当者がつくかの運によるところも大きいと思います。

 

 

 3社以上登録しないほうが良い理由

 

まず、3社以上を登録しないほうが良い理由をお伝えします。
なんといっても、『めんどくさいから』、これに尽きます

 

転職活動は決して楽なものではありません。
面接は基本的に平日夜とかお昼休憩に行います。(逆に休日でも面接できる会社というのは、あなたが就職した後も休日出勤が日常茶飯事になる可能性があるということの裏返しです)
エージェントとも『どんな会社に興味があるか』『今の会社の何が不満なのか』『将来のキャリアビジョン』等、様々なことを相談します。
相談した後は、希望に沿う企業の募集条件をいくつも用意してもらい、取捨選別します。
エージェント1社だけでも、担当者との面談や案件選別、面接実施など、かなりの時間がとられてくるのに、3社も4社も登録するとパンクします

 

また、先ほど書いたように、大手エージェントが扱う案件は、どこも大体似たり寄ったりです。
企業側からすれば、とりあえず大手エージェントすべてに募集条件をばらまいておけばいいわけだから、ここでの差はあまりないと言ってよいと思います。

 

 

 2社登録したほうが良い理由

 

ではなぜ2社登録したほうがいいのか。
これは僕が実際に経験した事例になりますが、エージェント側の出し惜しみをさせない・やる気を出させるためです。

 

エージェントは、転職を成功させると案件ごとに報酬をもらいます。
この報酬額は、転職先企業ごと、あるいは転職者の給料や年代などで単価が決まっているようです。
つまり、あなたの本当の希望よりも、自分の報酬が高く入ってくる案件や、内定が出やすい企業を勧めてくる可能性があるわけです。

 

全然エージェントを信用していないような発言に聞こえるかもしれません。
でも、転職はあなたにとってもしかすると人生で1回きりになるかもしれない大イベントです。
自分が本当に転職したい会社を、第三者の作為なく選ぶべきです。

 

僕の場合、もともと本命の会社があり、そこの面接を受けたかったのですが、なかなか先に進まず、2番手・3番手の企業の面接を先に受けることになりました。
本命が先に進まないことには、2番手・3番手で内定が出ても決めきれないため、発破をかけるために2社目のエージェントを登録し、本命を受けられないかと聞いてみました。
すると、『受けられる』と回答が。
2社目のエージェントにはあらかじめ断ったうえで、1社目のエージェントにこのことを伝えると、その後すぐに本命の面談が入りました。

 

この事例が、実際のところどんな裏があったのかは知る由もありません。
ひょっとしたら書類が届いてなかったとか、エージェントが忙しくて本命先をフォローしてなかったのかもしれません。
ただ、結果的には2社目のエージェントを登録したことで事態が進展してよかったと思っています。
転職を考えているかたは、セカンドオピニオンをくれる2社目だけは登録をオススメします。

 

 

比較的大手の金融機関を目指すなら、この2社を登録すれば十分


大手金融機関を目指す前提であれば、実際に僕が使用したこの2社で十分です。

 

 JAC Recruitment

 

ハイキャリア層向けを中心としており、高収入企業の案件を多く抱えます。
高収入=大手金融機関であるため、外資系やメガバンク、大手生損保等の非公開案件も充実しています。

 

創業はイギリスですが、日本国内やアジアにも進出しており、国内でもトップ5に入る大手エージェントです。
当然ながら担当者は日本人で、転職が完了した後も定期的に業界動向などのメール発信をしてくれているところが、とても手厚いと感じます。

 

 

 リクルートエージェント

 

 

 

リクルートエージェントは、求人数において業界トップクラスです。
新卒者向けのリクルートや、転職サイト『リクナビNEXT』など、大学生のときからよく目にする企業なので、転職エージェントを登録するときにもなじみやすいし信頼感もあるでしょう。

 

金融に関わらず、多くの求人案件を抱えており、『どんな文化の会社にいきたいか』『どんな働き方をしたいか』などの抽象的な相談でも、希望に叶うような会社を提示してくれます。
僕の場合は、ネット系銀行や少人数ファンドマネジメント会社なども案件紹介してくれましたので、取り扱いの幅は相当広いと思います。

 

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