【銀行員の初任給】使い方もご紹介

  • 2020年11月11日
  • 2023年10月18日
  • Banker
 
銀行に就職を考えている大学生『銀行の初任給ってどのくらいだろう?高級取りで年収は高いイメージがあるけど、最初は低かったりするのかな?初任給をもらった後の使い方とかも先輩に教えてほしいです。』

 

こういった疑問にお答えします。

 

銀行員の初任給と使い道を教えます

 

銀行員の初任給の水準と使い道を教えます。

 

 本記事の内容

 

 

・銀行員の初任給
・初任給をもらった後の使い道

 

 

銀行員の年収は世間一般に比べて高いといえます。
30歳までストレートで昇進すれば、年収800~900万円近い水準まで到達可能です。
35歳前までストレートで昇進すれば、年収1,000万円の大台を軽く突破します。
その後の上昇率はなだらかではあるものの、サラリーマン人生を通してみたときの平均年収は、他の業界に比べて十分に高い水準と言えるでしょう。

 

 

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浪人と留年がなく、学部卒で新卒採用となれば、8年間頑張って働いて、平均よりも上の成績をとれていれば年収1,000万円がみえてくるわけです。
年収1,000万円の場合には手取り(税金や社会保険料を除いた可処分所得)は800万円くらい。
ざっくりいうと、手取り月収が50万円、年2回のボーナスが100万円ずつ、といった感じです。
月収50万円のうち、住宅ローン10万円、食費10万円、光熱費2万円・・・とか考えていくと、娯楽にも十分なお金を回せるし、控えめに言っても比較的豊かな生活を送ることができると思います。

 

では、新卒で入社した後の数年間、特に初任給の水準がどの程度か
初めて給料をもらったときの経験談を踏まえてお話します。

 

 

銀行員の初任給

 

初任給は少ないですが、大学生に比べれば十分高いと思います。

 

 給与水準

 

多くの日系銀行の初任給は198,000円だと思います。
これは、メーカーや生損保など、その他さまざまな会社と比較しても低い水準と言えます。
新入社員の1か月目から残業させられることもほぼないので、残業代も付きません。
純粋に基本給1か月分が振り込まれ、その金額が198,000円です。

 

1年目は住民税が差し引かれません。
住民税は昨年の所得水準に応じて事後的に徴収される仕組みだからです。
(大学時代に収入があった場合は住民税が課税される可能性があります。)
そのため、2年目のほうが差し引かれる税金の金額が大きくなり、手元に残る手取額は2年目のほうが低くなることもあります。
ただし、2年目となると仕事を結構任せられるようになるので、結果として残業代がつき、1年目を上回ることがほとんどだと思います。

 

私の場合、大学時代は週2~3程度、塾講師をしていたのですが、月給がせいぜい5万円程度だったので、「こんなにたくさんもらえるのかー」と感動した記憶があります。

 

 

 支給日

 

入社日は4月で、初任給の支給日はたいていの場合4月20日前後になると思います。
4月20日の時点では1か月分まるまる働いてはいないのですが、この日に1か月分の基本給がまるまる振り込まれます(税金等控除後)。
残業代は1か月の実績値を翌月に支払いとなるため、4月の残業代は5月に支払われます。
つまり、基本給は月末を待たずに事前支払い、残業代は月末をまたいで事後支払い、という仕組みです。
初任給は残業をしていようがしてまいが、基本給が1か月分振り込まれます。

 

 

 支払われ方

 

当たり前ですが、現金の手渡しではありません。
仮想通貨やPaypayで支払われることもありません。
指定した口座に振り込まれます。振込手数料は銀行負担です(笑)

 

振込先の口座は、社員の指定する本人口座になるわけですが、多くの場合は勤務先の銀行に口座開設することを要求され、その口座を指定するように指示されます。
例外として、みずほ信託銀行の場合はグループ一体運営の観点から給与振込口座はみずほ銀行の口座を開設・指定を要請されるようです。

 

 

初任給をもらった後の使い道

 

それぞれの家庭事情や部署の環境にも依ると思いますが、ご参考まで。

 

 生活費など

 

当たり前ですが、家賃や光熱費、携帯電話代を支払わないといけないです。
このあたりは支払い期日が月末付近なので、給料支給日の後に支払いが可能です。

 

ちなみに、銀行員の新入社員は自宅から通わされるか、社宅に入れさせられるので、家賃がかかるということはあまりありません。
自分の希望で賃貸に住むことはできますが、自宅圏内または社宅が割り当て可能な場合には家賃手当が出ないので、オススメもしないし、そこまでして賃貸を選ぶ新入社員はほぼいません。

 

 

 実家に振込

 

実家に住み続ける場合、つまり勤務先が実家圏内である場合には、家庭によっては実家にいくらか振込をしているひともいるようです。
家賃代わりにお金を入れます、ということです。
僕の場合は社宅住まいからサラリーマンをスタートしたので、こういったことはありませんでした。

 

 

 両親にご馳走

 

これも実践するひとが多いように思います。
稼げるようになるまで育ててくれてありがとう、的な意味合いでしょうか。
僕の場合は、両親と兄弟と祖父母が揃って焼肉に行きました。
思ったよりもお金がかかって大変だった記憶があります…
両親からしても、子供が独り立ちしたということもあり嬉しく思うと思います。

 

 

 会社の先輩に御礼

 

これは部署の文化に依るかもしれません。
また、少し古い文化のようにも感じます。
僕の場合はやらなかったし、最近の新入社員から何かをもらったこともないです。

 

(昔は)先輩からいろいろと教わって仕事を覚えていくこともあり、初任給でケーキを買うだのビール奢るだの、何かプチ御礼をするという風習があるところもありました。
先輩によっては仕事を教えてもらったというよりも、コキ使われてネガティブな印象しかないという方もいると思いますが…
最近は本当にこういう風習は銀行内で見かけなくなりました。
自分が先輩の立場になって考えると、そんなことをしてくれる必要はないと思いますが、一方で新入社員の立場からすると周りが全然やってないからやってみるとアピールにはなるかもしれません(あまり媚びを売りにいく態度はオススメしません)。

 

 

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