この記事の内容
僕は元銀行員です。
三菱UFJとみずほの両メガバンクに勤めていました。
妻は現役の銀行員です。
銀行員の装いはやはり世間一般と比べるとお堅いと思います。
基本的には、男性も女性もセットアップのスーツで髪は黒、清潔さを重視されます。
当然、髭を生やしてはいけないし、男性でロン毛なども認められていません。
ただ、近年カジュアル化も進んできています。
特に夏場はクールビズで、ポロシャツが認められたりもします。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
複数のメガバンク、いろんな部署の場数を踏んだ経験から言うと、『ルールの範囲内なら何でもOK』というよりも、その部署（あるいは部長）の許容度次第なところもあります。
この記事では、実際のところ銀行員が会社に持っていく鞄はどこまでが許され、何だとまずいのか、解説していきます。
銀行員のカバン事情【どこまで許される？】
結論：なんでもOKです。
✔ 総論
上述の通り、基本的にどんな鞄を持って行ってもOKです。
ほとんどの部署、メガバンク問わず、鞄に関して細かいルールが定められていることはありません。
従って、どんなに高級な鞄を持っていこうと、あるいは逆に手ぶらでも、服務規律違犯等に問われることはありません。
あとは、暗黙の了解というか、他人の目から見たときにどこまで許されるかを気にする必要が若干あるわけですが、そのあたりの機微について、以下にまとめていきます。
✔ 仕事でお客さんの目を気にする必要は？
そもそも、現代の銀行員は資料を家に持って帰ることができません。
パソコンの持ち出しもできません。
したがって、通勤に持っていくものは完全に私用物のみとなります。
男性ならば、財布・携帯・カード・折りたたみ傘、くらいなものだと思います。
会社につくと、鞄はたいていの場合、オフィス手前のロッカーに預けなければなりません。
資料や情報が持ち出されないようにするための銀行側の措置です。
なので、どんな鞄を持って行っても、職場の手前で仕舞われてしまう運命なのです。
仕事上、顧客訪問に行くときは、会社専用のカバンがオフィスにあります。
資料や提案書を持ち出すときは、そのカバンを使うので、自分のカバンを持ち出すことはありません。
超高級鞄を職場に持って行っても、それがお客さんの目にさらされることは無いわけです。
こうした意味でも、どんな鞄を持って行っても、特に気にする必要はないといえますね。
✔ 超高級鞄
エルメスのバーキンやヴィトン、ヴァレクストラ、マルジェラなどに代表される超高級ブランドを持っていく人も少数ですが存在します。
別にこうした鞄を持って行っても、特に変な目で回りにみられることは無いと思います。
ただ、通勤の電車などで汚れてしまう危険性もあるので、あまり職場に持ってくるには適さない面もあるでしょう。
また、上記の超ハイブランドですと価格もぶっ飛んでますので、銀行員の給料で購入するには少し背伸び感もあって、おしゃれに敏感な銀行員しか持ってない印象はあります。
✔ 高級鞄
プラダやグッチなどの5万円前後程度のカバンを持っている銀行員は多いです。
したがって、これらのカバンであれば浮くこともなく、悪目立ちすることもないと思います。
値段的にも銀行員の給料で十分購入できますし、身分相応とみられるのではないでしょうか。
少し値段を下げて、吉田カバン（ポーター）やオロビアンコ、コーチなんかも定番ですね。
特にポーターは丈夫で使いやすく、修理もできるのでお勧めです。
僕もポーターのセカンドバックとリュックサックを使ってました。
リュックサックはナイロン製のものを購入して、雨にも強くて重宝しました。
✔ トート？リュック？
鞄といってもリュックサックやトート、ショルダーなど形状は様々です。
このあたりも銀行員で千差万別でして、どれがOKとかどれがNGとかはありません。
完全に個人の好みで構わないと思います。
実際僕も、若い時にセカンドバックで通勤してましたが、じじくさいとか言われても特に気にせず使ってました。
会社に持っていくものなんて、財布と携帯とカードと鍵くらいなものですからね。
女性はトートが多い傾向にある気がします。
それなりに持ち物も多いからだと思われます。
男性はリュックとトートが多いですかね。
リュックは両手が空くので、通勤がしやすいなどのメリットがあります。
僕も銀行員生活の最後の方は子供のお迎えで両手がふさがることも多かったので、リュックでした。
✔ まとめ
というわけで、銀行員はどんな鞄を持って行っても問題ないよ、という話でした。
時計やスーツは奇抜なものを着てると職場や訪問先で他人の目に触れるので『おいおい』と思われる可能性もありますが、鞄の場合は職場の一歩手前でロッカーに隠される運命なので全く問題ありません。
また、男性の場合だと最近は手ぶらの銀行員も多く存在します。
資金決済も携帯とカード1枚あれば十分な時代なので、身軽・手軽に出社するのは理にかなっていると思います。
通勤途中に電車でおしくら饅頭になったり、雨や風で汚れることもあるので、超高級鞄をデイリーで使うのは個人的には気が引けますが、それも気にならないならば全く問題ないでしょう。
ぜひ、ご自身の気に入った鞄を購入してみて下さい。
