e-MAXIS Slim 新興国株式インデックスの3つのデメリットとは?【実際に運用してみた】

e-MAXIS Slim 新興国株式インデックスに投資を検討している方『e-MAXIS Slimという投資信託がコストも低くてオススメだと聞きます。ポートフォリオ分散のため、先進国や米国ではなくて新興国株式に投資したいと思っているのですが、e-MAXIS Slim 新興国株式インデックスって実際のところどうなんでしょうか?運用してみた感想を聞いてみたいです!』

 

こんな疑問にお答えします。

 

e-MAXIS Slim 新興国株式インデックスのデメリットとは?

 

実際に購入してみると、いくつかデメリットがありました。

 

 e-MAXIS Slim 新興国株式インデックスとは

 

e-MAXIS Slimシリーズは、三菱UFJ国際投信が運用する投資信託のシリーズです。
新興国株式以外にも、全世界株式や米国株式、日本債券など複数のインデックスに連動する投資信託を運用しています。

 

 

買付手数料が無料(ノーロード)というところと、期中のランニングコストが安い点が最大の特徴で、インデックス投資を気軽に行いたい投資家に人気のある商品ラインナップとなっています。
その中でも今回取り上げる新興国株式インデックスは、MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動させる投資信託となっており、米国や日本ではなくこれから成長が見込めるであろう新興国にインデックス投資したいという思惑を叶える商品設計になっています。

 

僕も、資産のほとんどが米国投資に向けており、一部ポートフォリオの分散のために新興国に投資をしたいと考えました。
そこで目をつけたのがこのe-MAXIS Slim 新興国株式インデックスファンドです。
円建てで新興国に気軽に投資できると思い、500万円ほど時間を分散させて投資することにしました。
しかし、投資してみると思わぬ落とし穴がいくつかあったので、今回はそれを紹介したいと思います。

 

 デメリット①:約定が翌営業日になる

 

e-MAXIS Slimシリーズは、新興国株式インデックスに限らず、約定が翌営業日になります。
どういうことかと言うと、購入ボタンを押したその日に購入することは出来ず、翌営業日の終値で購入することになるのです。
投資信託はETFと異なり、毎日の〆時間までに購入ボタンを押すと、指定されたタイミングの基準価格にて約定となります。
例えば、ある投資信託は『その日の15時までに購入ボタンを押したら、同日15時の終値(基準価格)で購入できますよ』といった具合です。

 

上記の例の場合は同日約定となるのですが、e-MAXIS Slimシリーズは翌営業日約定となります。
かみ砕いて言えば、『その日の15時までに購入ボタンを押したら、その次の営業日の終値(基準価格)で購入できますよ』ということになります。

 

これのどこがデメリットなの?と思うかもしれませんが、結構シビアな問題です。
例えばあなたが、『今日の株価が下がってるから、今日押し目買いだな!』と思って購入ボタンを押したとしても、翌営業日に思わぬ株価上昇となってしまった場合、高値掴みすることになってしまいます。
逆も然りで、『今日は株価が上がってるから、持ってる投資信託を売ろう!』と思って売却ボタンを押したとしても、翌営業日に思わぬ株価下落となってしまった場合、損を出してしまう可能性もあります。

 

このように、『今現在』の株価の動向だけでは売買の判断材料にはならない点が大きなデメリットと言えます。
思っていたよりも高値で買ってしまった、低値で売ってしまった、それによって思わぬ損害を出してしまった、そんなリスクをはらんでいる商品だと言えます。
実際、僕も売却のときにこの事実を知ったので、売却の発注をかけてから翌営業日までの値動きがどうなるか、ハラハラしてしまいました。
一度売却のボタンを押すと、15時以降は発注取り消しができないので、翌営業日の基準価格の動向は神に祈るのみとなります。
これは大きなリスク・デメリットと言えますよね。

 

 デメリット②:リアルタイムの価格が分からない

 

冒頭で述べた通り、e-MAXIS Slim 新興国株式インデックスは、MSCIエマージング・マーケット・インデックスという指数に連動するような商品になっています。
ところがこのMSCIエマージング・マーケット・インデックスという指数には、リアルタイムの価格がありません。
その日の終値が後出しで出てくるだけなのです。

 

例えば、日経平均に連動する投資信託を想像してみましょう。
日経平均株価はリアルタイムでいつでもどこでも数字を把握することが可能です。
ある日の14:45に日経平均株価が25,000円だから買おう、とか売ろう、とか判断の基準となる数字を常に監視することができます。

 

一方でe-MAXIS Slim 新興国株式インデックスの場合、指数となるMSCIエマージング・マーケット・インデックスそのものにリアルタイムの数字が備わっていないので、判断の基準となる指標が常に存在するわけではないのです。
終値が後になってわかるだけなので、購入・売却ボタンを押した後、高かった・低かった、ということが結果論でついてくるだけなのです。
判断材料となる指数がリアルタイムで把握できないのは、投資家にとって大きなリスクファクターと言えるでしょう。

 

 デメリット③:『新興国』のイメージ通りですか?

 

『新興国』というと、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。
僕は目論見書もよく読まないで買ったので、ここで大きな痛手を負いました。
僕のイメージは、インドやアフリカ、中国といった、今後経済成長が著しいであろう国々が中心になるのだろうと勝手な思い込みをしていました。

 

しかし、目論見書をよく読むと、確かにインドやアフリカ、中国は入っているものの、台湾や韓国も主力になっています。

 

 

割合は小さいですが、ロシアやメキシコといった資源国や、ギリシャ、パキスタンなど馴染の無い国々も数多くラインナップされています。
皆さんのイメージ通りのポートフォリオならば構いませんが、『新興国』のイメージ通りかどうかはよくよく確認した方が良いと思います。
米国株式インデックスや日本株式インデックスならば国が限定されているのでイメージとの乖離は少ないと思います。
一方で、全世界株式や新興国株式は、どの国にどの程度の割合投資しているのか、よくチェックするようにしましょう。

 

 まとめ

 

いかがでしたでしょうか。
ぜひe-MAXIS Slim 新興国株式インデックスに投資する前に、きちんとデメリットを確認することをオススメします。
もちろん、低コスト(約0.2%弱)で新興国に投資できるのはe-MAXIS Slimのメリットと言えます。
デメリットばかりではありません。
しかし、『思っていたのとは違った!』ということが無いようにだけ、注意するようにしましょう。

 

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