現役銀行員がアーリーリタイアを目指します
現役銀行員が高い給与水準を武器にFIREを目指す企画、第33回・完結編です。
これらの記事でも書いた通り、我が家の世帯年収はかなり高く、貯蓄も随分積みげてきました。
これもひとえに給与水準の高い銀行員勤めと、ある程度の倹約生活をコツコツと積み重ねてきた結果です。
ダブルインカム×高収入×倹約⇒資産残高拡大⇒FIREという方式ですね。
僕『銀行員は給料もいいし、金融庁の目も厳しいから残業の規制もあって守られてるし、そんなにすぐつぶれるような会社でもな…
なかなか資産残高が伸びないサラリーマン『毎月頑張って働いて給料の一部を貯蓄に回しているけど、食費や住宅ローンもあって…
2023年は途中で銀行員を辞めてサイドFIREすることになります。
給与水準は下がりますので、ここからは総資産をべらぼうに増やしていくことは難しいですが、副収入や配当も含めるとまだまだ伸びしろはあるかなと思っており、2023年末は7,000万円を目標にしたいと思います。
サイドFIRE達成しました!
FIRE達成までにかかった時間、約2年半。
✔ FIRE達成までにかかった時間
思い返せば2021年1月、FIREという考え方について深堀したものでした。
この時は非現実的だと思っていたのですが、理想と現実のギャップを埋めるためには何をどのタイムラインで進めていけばいいのか、細かく考えたことがすべての始まりだったように思います。
僕『銀行員は給料もいいし、金融庁の目も厳しいから残業の規制もあって守られてるし、そんなにすぐつぶれるような会社でもな…
現役銀行員の僕『銀行員だと給料もそこそこ。共働きで世帯年収も多いし、資産も随分増えてきた。働くのが苦痛なわけじゃない…
結果的に、完全FIREではなくサイドFIREという形にはなりましたが、FIREを目指し始めてから実際にFIREを達成するまでにかかった期間は2021年1月~2023年中盤までの約2年半。
目指しはじめたころの総資産残高は約3,500万円に対して、足元は約6,500万円。
約2年半の間に3,000万円も総資産残高を増やしたことになります。
米国高配当ETFに目をつけることもなければ、円安の恩恵にあずかることもなかったと思います。
✔ 現在の状況
銀行員は退職して、趣味の延長みたいな仕事に就くことになりました。
データを使ったシミュレーションが好きなので、そういったお仕事をしています。
年収は銀行員に比べると下がりますが、10時出社・17時半帰社が可能な緩い職場になってます。
目標やノルマなどもなく、ストレスフリーの生活を送っています。
新しい職場は中小企業なのですが、メガバンクのような大企業の当たり前が通じません。
もちろん、大企業の方が、潰れない・終身雇用、などの安定面はあるのですが、個人資産が十分にある自分にとって安定性は二の次。
むしろ大企業の場合、優秀な人間にばかり仕事が集中しがちだし、代わりはいくらでもいるという経営陣の考えが透けて見えるような人材配置や経営方針に右往左往させられることもしばしばあります。
スキルのない方やちょっと背伸びしないとついていけない方には恵まれた環境だと思いますが、トップティアに属する方にはフラストレーションがたまりやすいかもしれないなと思います。
ともあれ、『会社がいつ潰れても別にいいや』という経済的安定性を得たのは大きな財産です。
実際にFIREしなくても、こういった精神安定剤を手に入れたうえで働き続けるのは、メンタル的にも大きなバックアップになると思います。
その意味で、『RE』=Retire Earlyを目指すことが重要なのではなく、『FI』=Financial Indipendentを目指すことが一つの意義深いことなのではないかと思っています。
✔ 今後について
ありがたいことに、現在の新職場でも年収1,000万円は維持できることになっています。
したがって、支出の水準を変更しなければ(現在よりも豪華な生活を望まなければ)給与所得でもお釣りが来ます。
つまり、給与所得の一部は投資に回すことが可能で、既にある投資残高から毎月入ってくる配当もまるまる投資に回すことが可能なわけです。
人生はどれだけ総資産を増やすかゲームではないですが、ざっくり1.5億円くらいまでは総資産を増やし、1.5億×投資割合0.7×配当率7%=750万円くらいが黙っていても収入になるくらいを目指そうかなと思います。
このブログも、『銀行員パパブログ』ではなく、『元銀行員パパブログ』に改名した方がよいのですが、ちょっと考えます笑