米国ETFの買い方を”超”分かりやすく解説【SBI証券に口座開設して投資を始めましょう】

 
SBI証券で米国株式ETFを購入しようとしている投資家『今後も人口の増加と経済成長が見込める米国に分散投資しようと思っています。分散投資=ETFということで、SPYDやHDV、QYLDあたりを購入しようと思っているのですが、購入方法について教えてください!』

 

こういったご質問に分かりやすく解説します。

 

SBI証券で米国ETFの買い方を分かりやすく解説

 

SBI証券における米国株式ETFの購入方法を図解します。

 

 本記事の内容

 

以下の記事で解説した通り、これから投資を始めようとされる方には米国株式ETFまたは米国債券ETFを個人的にはオススメしています。

 

 

銀行員パパブログ

  投資しようとしてるけど妻・家族に反対されている人『老後資金問題や貯蓄の増額のために投資を考えています。でも、妻や家族…

 

 

皆さんの中にもコレから投資をしようとされていて、米国ETFの購入を考えている方も多くいると思います。
しかし、米国ETFを購入するためにはどうすればよいのか、いまいちピンときていない方もいらっしゃるでしょう。

 

米ドルを一度購入する必要があるのかどうか?
円貨のまま決済することもできるのか??
どちらの方がお得なのか???
どうやって購入したらよいのか????

 

正しい購入方法を知っておくと、様々な面で損を被らず、最安の手数料で米国ETFを購入することができます。
逆に言えば、正しく理解しておかないと、色々な手数料で損してしまうことになります。

 

僕も使っているSBI証券において、もっともコストのかからない米国ETFの購入方法を、図解しながら超分かりやすく解説していきます。

 

 

 まず住信SBIネット銀行を開設しよう!

 

まず、SBI証券で取引をするにあたり、必ず住信SBIネット銀行を開設しましょう。
『SBI証券口座』と『住信SBIネット銀行口座』は別物なのですが、互いにリンクさせることができ、振込手数料などの面で大きなメリットを享受できます。
(詳細は後述します。)

 

 

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行へようこそ。定期預金、外貨預金、住宅ローン、カードローンなどのサービスやキャンペーンが充実した、初心…

 

 

先に住信SBIネット銀行を開設し、その後、同サイトからSBI証券口座を開設すると、特典がもらえるキャンペーンが開催されていることもありますので、チェックしてみましょう。
下記の図は、2021年9月における住信SBIネット銀行のトップページに掲載されていたキャンペーンです。
非常にお得ですね。

 

 

 

 

↓↓投資するならSBI証券がオススメです!

 

 

 

 他口座から円を入金しよう!

 

住信SBIネット銀行、およびSBI証券の開設が終わったら、いよいよ投資です。
しかし、投資するためにはまず資金が必要になります。
外貨を保有されている方は少数だと思いますので、ここでは円のみを保有されてる方を対象として解説していきます。

 

まず、SBI証券のWEBページを開きます。

 

 

 

 

トップページの右側にあるユーザーネームとパスワードを入力します。
ここでのパスワードは、取引パスワードとは異なり、ログイン用のパスワードですのでご注意ください。

 

 

 

 

ログインすると、以下の画面に遷移しますので、左上の『入出金・振替』をタップします。

 

 

 

 

以下のように入出金・振替のページに遷移したら、右上の『入金』をタップし、入金処理を行います。
今回、僕は三菱UFJ銀行の普通預金口座からSBI証券口座にお金を移しますので、三菱UFJ銀行を例にとってご説明していきます。
三菱UFJ銀行以外にも、みずほ銀行や三井住友銀行など、様々な銀行に対応しています。
画面中央の『振込金額』と『取引パスワード』を入力してから『次へ』ボタンをクリックします。
ここでの『取引パスワード』は、SBI証券の取引パスワードであって、三菱UFJ銀行(やその他入金元の銀行口座)のパスワードではありません。

 

 

 

 

三菱UFJ銀行の場合には、取引先口座の注意事項が表示されますので、軽く読み飛ばして『同意する』をクリックします。
他の銀行でも同じような注意喚起のメッセージアラートが表示されるはずです。

 

 

 

 

すると、入金元銀行のWEBページに飛びます。
ここでは、入金元銀行(今回の例だと三菱UFJ銀行)のIDとパスワードを入力して『ログイン』ボタンをクリックします。

 

 

 

 

続いて、SBI証券口座に振り込む金額の内容確認画面に移ります。
入金元口座の情報が正しいかどうかも合わせて確認して、『選択』ボタンをタップします。
今回、僕は500万円を移動させます(突っ込み過ぎ)。

 

 

 

 

最後に確認画面が出ますので、内容に問題なければ『次へ』ボタンをクリックします。
このあと、銀行によってはワンタイムパスワードを求められる場合がありますので(三菱UFJ銀行も求められます)、入金元の銀行のワンタイムパスワードを入力しましょう。

 

 

 

 

全ての手続きを終えると、振込内容が表示されます。
これでSBI証券口座への入金は終わりです。
『このウィンドウを閉じる』をクリックしましょう。
いったん、ここまでお疲れ様でした。

 

 

 

 SBI口座への入金方法について

 

三菱UFJ銀行からSBI証券口座、あるいは三菱UFJ銀行から住信SBIネット銀行口座に振込をすることももちろん可能です。
そうしないのには理由があって、振込手数料の問題です。

 

もしも三菱UFJ銀行からSBI証券口座に振込を行うと、三菱UFJ銀行の方で振込手数料がかかってしまいます(手数料無料の銀行もあります)。
しかし、SBI証券から振込元口座を呼び出す形にすると、振込手数料をSBI証券が負担してくれるのです。
振込手数料を節約するために、他口座からの入金方法はあくまでもSBI証券起点を強くオススメします。

 

 

 SBI証券口座と住信SBIネット銀行口座の関係

 

ここまでの処理で、他口座からSBI証券口座に円の入金は完了しています。
もし円建ての投資商品を購入したい場合は、このままSBI証券で購入が可能です。
もっというと、このままSBI証券のWEBページ上で米国ETFを購入することも可能になります。
しかし、ここで一手間かけることで為替手数料を節約できますので、次の項目以降で詳しく紹介します。

 

SBI証券口座に入金された円は、住信SBIネット銀行の『ハイブリッド預金口座』と完全にリンクします。
ただし、SBI証券口座入金の翌日にならないと住信SBIネット銀行のハイブリッド預金口座に反映されないので、一日だけラグがあるという点は留意ください。

 

逆に、どこかの銀行から住信SBIネット銀行の普通預金口座に入金し(この場合は振込手数料がかかるのでオススメしません)、住信SBIネット銀行の普通預金口座からハイブリッド預金口座に振替を行った場合、その同時点でSBI証券口座にもミラーで金額が反映されます。
そのお金を使ってSBI証券上で円建ての取引が自由に行えるようになるということです。

 

 

 

 

 住信SBIネット銀行で米ドルを購入する

 

先ほど申し上げた『一手間』を、住信SBIネット銀行で行います。
これをすることで、為替手数料を8割も削減できます

 

まずはSBI証券のWEBページから右上の『銀行』というヘッダーをクリックします。
すると、『住信SBIネット銀行ログイン』という赤いボタンが表示されますので、コレをタップしましょう。

 

 

 

 

住信SBIネット銀行への遷移ページに移りますので、住信SBIネット銀行のユーザーネームとログインパスワードを入力して『ログイン』ボタンをクリックします。
住信SBIネット銀行も、ログインパスワードと取引パスワードの二種類がありますので、銀行開設時の登録情報をみて入力してください。

 

 

 

 

住信SBIネット銀行にログイン完了です。
ログインしたらヘッダーの中にある『商品・サービス』から『外貨預金』を選択します。

 

 

 

 

様々な国の為替が表示されますが、今回は米国ETFを購入したいので、『米ドル/円』をクリックします。

 

 

 

 

いよいよ米ドルの購入です。
『出金口座』は、プルダウンで選んでください。
よほどレアなケース以外は、円預金口座になると思います。
『入金口座』は、米ドル口座で固定です。

 

 

 

 

 注文方法について解説

 

先ほどの図で、次に『注文方法』をプルダウンで選択するところまで来ました。
ここで、4つの選択肢が示されるので、それぞれについて解説します。

 

まず、『リアルタイム』というのは、まさに今の為替レートで購入するという方法です。
この方法を用いる場合、現時点の為替にて米ドル購入の可否を10秒以内に決断する必要があります。
今回、僕はこのリアルタイムで注文したので、後ほど画面をお見せします。

 

次に、『指値注文』ですが、これは自分で購入する米ドルの価格を決めてしまう方法です。
為替は随時動きますので、自分の定めた価格=指値以下になれば、自動的に決済がされます。
その指値の有効期間をいつまでにするかも合わせて設定できますので、この方法を活用する方も多いと思います。

 

続いて、『複合指値(IFD)』です。
これは、2つの指値注文を同時に出し、1つめの注文が成立したら、もう一方の注文が有効になる注文方法です。
しかし、これは初心者には難しいですし、使う場面も限られるので、忘れて頂いて結構です。

 

最後に、『複合指値(OCO)』です。
これは、2つの指値注文(第1注文と第2注文)を同時に出し、一方の注文が成立したら、もう一方の注文は取消になる注文方法です。
しかし、これも初心者には難しいですし、使う場面も限られるので、忘れて頂いて結構です。

 

 

 米ドル購入(続き)

 

今回、僕は指値ではなくリアルタイムの注文方法を選択しました。
リアルタイムを選択したあと、購入金額を入力します。
円で◯円分購入、と指定もできますし、米ドル◯$分購入、と指定することも可能です。
入力したらWEB取引パスワードを入力します。
くどいようですが、ここでは『ログインパスワード』ではなくて『取引パスワード』です。

 

 

 

 

注文方法をリアルタイムにすると、10秒以内に表示されている為替レート(下図だと1ドル=109.86円)で『確定する』ボタンを押さなければなりません。
押さなければ取引不成立となります。
もしも表示されている為替レートは嫌だ、という場合は押さなければOKです。

 

 

 

 

『確定する』ボタンを押すと、取引完了です。
注文完了の画面が表示されますので、内容を一応確認しましょう。
これで米ドルの購入手続きは完了です。
ここまでお疲れ様でした。

 

 

 

 

 住信SBIネット銀行で米ドルを購入する理由

 

この後、いよいよSBI証券口座で米国ETFを購入するのですが、実はSBI証券内で米国ETFを円で決済(購入)することもできます。
これを『円貨決済』といい、後ほどSBI証券の取引画面の選択肢に登場します。

 

『だったら住信SBIネット銀行で米ドルを購入しなくていいじゃないか』を思われるかもしれませんが、実はこの一手間が為替手数料を節約する大きな役割を果たします。

 

実は、SBI証券で『円貨決済』を選択した場合、その時点の為替レートに為替手数料25銭が追加されます(米ドルの場合、2021年9月現在)。
一方、住信SBIネット銀行で米ドルを購入する場合、その時点の為替レートに為替手数料4銭が追加されます(米ドルの場合、2021年9月時点)。

 

つまり、円から米ドルに変換する際の為替手数料が、圧倒的に住信SBIネット銀行の方が格安なのです。
もちろん、為替は随時動くので、購入する時点によっては為替手数料の差を上回る変動を否定しきれないですが、仮に全く同時点で円・ドルの為替決済と米国ETFの購入をできたとすると、住信SBIネット銀行で米ドルに変えてからSBI証券で米国ETFを購入した方が8割以上もお得になります。

 

微々たるものと感じられるかもしれませんが、仮に1ドル=100円で100万円分のドルを購入しようとしたら1万ドル。
1ドルあたりの為替手数料が25銭だと、1万ドル×0.25円=2,500円です。
為替手数料が4銭ならば、1万ドル×0.04円=400円です。
結構な違いになると思いませんか?

 

 

 SBI証券に米ドルを振り替えましょう

 

さて、住信SBIネット銀行の米ドル口座に米ドルがある状態ですが、これをSBI証券口座に振り返る必要があります。
この振り替えも、SBI証券側から操作することで振替手数料0で決済可能です。
順を追ってご説明します。

 

まずは、SBI証券のトップページからログインします。
右上のヘッダーから『入出金・振替』を選択し、左にある『外貨入金』をクリックします。

 

 

 

 

すると、住信SBIネット銀行からSBI証券に外貨を振り替える『即時振込サービス』の画面に遷移します。
通貨は米ドルを選択し、SBI証券に振り替えたい米ドルを入力した後、SBI証券の取引パスワードを入力しましょう。

 

 

 

 

上記の図で『振込処理確認』のボタンをクリックすると、下図の確認画面に飛びますので、内容を確認の上で『振込指示』をクリックします。
振込手数料の欄がしっかりと0円になってますね!

 

 

 

 

次に住信SBIネット銀行サイドの送金処理に移ります。
お手持ちの口座を選択した後、住信SBIネット銀行のユーザーネームとWEBログインパスワードを入力して『ログイン』ボタンをクリックします。

 

 

 

 

 

 

すると、先ほどSBI証券で入力した送金額が表示されます。
振込手数料の欄はしっかりと0円になっていますね!

 

 

 

 

画面を下の方までスクロールし、チェックボックス2つにチェックを入れ、最後に住信SBIネット銀行の取引パスワードを入力します。
ここは『取引パスワード』であって、『ログインパスワード』ではありませんのでご注意ください。

 

 

 

 

『確定する』ボタンをクリックすれば送金処理は完了です。
完了内容確認の画面がポップアップしますので、『このウィンドウを閉じる』ボタンを押しましょう。

 

 

 

 

 最後に米国ETFを購入しましょう!

 

いよいよSBI証券で米国ETFを購入します。
SBI証券のトップページに再び戻り、上のヘッダーから『外国株式/海外ETF』をタップし、プルダウンから『外国株式』を選択します。

 

 

 

 

続いて、下図の右に『外国株式』という項目があるので、『取引』ボタンをクリックしましょう。
もしも『取引』ではなく『開設』という緑のボタンが表示されている場合は、まず外国株式口座の開設が必要なので、『開設』ボタンから開設手続きに進んでください。
ここでは詳細は割愛させて頂きます。

 

 

 

 

外国株式や海外ETFの購入ページは、SBI証券の本体とは別のページで行います。
下図の外国株式取引専用のSBI証券ホームページがポップアップしたと思いますので、購入したい銘柄を『銘柄orティッカー』欄に入れて検索しましょう。
今回、僕は購入したいと思っている米国株式ETF『QYLD』と入力します。

 

 

 

 

購入したい銘柄がヒットすれば、その銘柄の詳細ページに移ります。
外国株式や海外ETFはリアルタイムの価格ではなく、15分前の価格が表示されていますので、その点だけご注意ください(なお、有料会員になるとリアルタイムの価格を見ることもできますが、僕はYahoo!ファイナンスなどでリアルタイム価格をチェックできるので有料会員にはなっていません)。
配当率や配当頻度、経費率や価格などをチェックし、購入する場合には下図の赤線で囲った『買付』ボタンをクリックします。

 

 

 

 

すると、購入の詳細情報を入力する画面に遷移します。
下図の赤線で囲ってある部分ですが、上から説明していきます。

 

 

 

 

まず『株数』ですが、購入したい株数を入力しましょう。

 

続いて『価格』ですが、指値とは自分で定めた価格以下になったら購入するという指図、成行とはリアルタイムの価格で購入する指図、逆指値とは自分で定めた価格以上になったら初めて一定価格での注文発注が行われる指図を言います。
逆指値は難しいので、投資経験が豊富な方以外は使用しなくて良いと思います。

 

『期限』は、指値か逆指値を選択した場合に、その指値の効力をいつまでとするかの指示です。
当日中限りならば『当日中』を選択し、指定日までの場合は『期限設定』をタップしていつまでにするかを入力しましょう。

 

『預かり区分』は、NISA口座で購入したい(かつ余力がある)場合は『NISA預り』を選択し、そうでない場合は『特定預り』を選択しましょう。
『一般預り』を選択すると譲渡益や配当金を自分で確定申告しなければならなくなるので、選択はオススメしません。

 

最後に『決済方法』は前に述べた通り、『外貨決済』を選択しましょう。
これで為替手数料を節約することができます。

 

全て入力が終わったらSBI証券の取引パスワードを入力して『注文確定画面へ』ボタンをクリックします。

 

最後に注文内容の確認画面に遷移しますので、内容を確認の上でページ下の『注文確定』ボタンをクリックします。
なお、外国株式や海外ETFを購入・売却する場合には、VOOなどの一部銘柄を除いて取引手数料がかかります。
この手数料は取引価格×0.45%+税となるのですが、1回の取引あたりの手数料には税込22ドル(税抜き20ドル)の上限が設けられています
従って、取引手数料をなるべく減らしたい場合は、大ロットの注文発注をかけると1株あたりの単価を抑えられます。
具体的には、20ドル÷0.45%=約4,500ドル以上の取引ならば、1株あたりの取引手数料が逓減していくことになります。

 

 

 

 

これで米国ETFの買付注文発注が完了です!
お疲れ様でした!

 

 

 

 

ちなみに、発注状況の確認や発注の取り消しも可能です。
上のヘッダーから『注文照会』をクリックし、状況の確認や発注取消・訂正などができます。

 

 

 

 

 まとめ

 

長い道のりでしたが、無事購入できましたでしょうか?
特に大事なのは次の3点です。
節約につながるのでよく覚えておきましょう。

 

 

1.SBI証券から円の振込指図⇨振込手数料を節約
2.住信SBIネット銀行で米ドル購入⇨為替手数料を節約
3.なるべく大ロットでETFを購入⇨取引手数料を節約

 

 

使えるものは全て使ってなるべく節約し、投資をしていきましょう!

 

 

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