【ロレックスマラソン】メテオライト編 第5回【金とプラチナ、どちらがお得?】

  • 2023年10月17日
  • 2023年11月13日
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正規店でデイトナなど計4本を購入した僕『ようやくデイトナ新作Ref.126500LNのデリバリーも始まったみたいですね。金無垢デイトナの新型やスカイドゥエラーの金無垢もチラホラ見かけるようになってきましたが、一方でいまだに2023年新作の1908はデリバリーが始まっていないようです。大丸東京は事前予約制が終了するみたいですし、新作のデリバリーも含めて、ロレックスマラソン界隈にまた少し動きがあるかもしれません。』

 

ようやく少し涼しくなってきました。

 

ロレックスマラソンとは?

 

正規店購入は年々難しくなっています。

 

 ロレックスマラソンとは

 

ロレックスマラソンとは、正規店でなかなかお目にかかることのできない時計を購入するために、足繁くロレックスに通うという過酷なマラソンのことです。
ロレックスは世界的に人気が爆発しており、特にメンズサイズは正規店での購入が非常に困難です。
正規店での正規価格=定価よりも、並行店での中古価格あるいは買取価格のほうが上回っていることも、正規店での購入が難しい大きな要因の一つです。

 

僕は幸運にも、デイトナSSとスカイドゥエラーSS、デイトナオイフレ(金無垢ラバーベルトモデル)そして青サブという、4つの超人気モデルを正規店で購入することができました。
デイトナマラソンとスカイマラソン(オイパぺマラソンと銘打って行いました)、及び金無垢マラソンについては、こちらの記事をご覧ください。

 

 

銀行員パパブログ

  現役銀行員の僕『早期リタイア=FIREを目指して蓄財中ですが、ロレックスのデイトナが欲しくなったので、マラソンするこ…

 

 

銀行員パパブログ

  デイトナマラソンを完走し終えた僕『遂に念願のデイトナをゲットしました!次はオイスターパーペチュアルいっちゃいますよ!…

 

 

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  デイトナマラソンとスカイマラソンを完走し終えた僕『デイトナとスカイドゥエラーを購入して十分満足しているのですが、最新…

 

 

また、これら4つのモデルを購入して分かった、ロレックスマラソンのコツについても詳細を以下の記事で公開しています。
併せてよろしければご参照ください。

 

 

銀行員パパブログ

  ロレックスマラソン中の人『ロレックス正規店に何度も通っているけど、欲しいモデルに全然巡り会えません!購入のコツとか気…

 

 

 僕のマラソンコース

 

僕の場合、職場と家が近いということもあって、日本橋・銀座界隈の6店舗によく通っています。

 

 

・日本橋三越店
・大丸東京店
・日本橋高島屋ウォッチメゾン
・銀座三越店
・GINZA SIXレキシア店
・並木通りレキシア店

 

 

また、日本橋も銀座も定期券内なので交通費そのものはかかりません。
世のランナー達の中には、車代や電車賃をかけてまでマラソンする方もいるので、僕はとても恵まれた環境だと思っています。

 

以前はどの店舗も自由に入店できたのですが、大丸東京店は事前予約制に移行しました。
なかなか抽選に当たらないので、最近は銀座の3店舗を回るだけのことが多くなっています。

 

 

ロレックスマラソンメテオライト編⑤

 

マラソン17日目~20日目。

 

 17日目

 

58店舗目 並木通りレキシア店
59店舗目 GINZA SIXレキシア店
60店舗目 銀座三越店

 

増税メガネこと岸田首相への世間の風当たりが強い。
Twitterを見ていると、『増税メガネ』だの『増税クソメガネ』だの『増税レーシック』だの、誹謗中傷で溢れている。
米国からの要請でいとも簡単にLGBT法を成立させたり、移民政策を進めて外国人に税金をばらまいたり、国内は物価高で苦しんでいるのに海外に無償援助を積極的に推進したり、とまぁこういったことが批判の的になっているのだろうと推察される。
中には、やや事実が歪められて情報が拡散されていることもあるような気はするが、円安や金利上昇で国民の生活が厳しくなっている証左の一つなのだろう。
確かにスーパーなどで買い物をしていると、1年前と比べてもいろいろ高くなっている気はする。
無論、時計も然りだ。

 

時計の値段が上がっているのは今更言うまでもないことだが、今の世の中の流れを鑑みるに、個人的に少し不安視していることがある。
基本的に税金というのは金持ちから搾取して、貧しいところに還元する(ことによって投票マス層の支持を集める)ゲームだ。
給料の高い人ほど高い税率が課せられる累進課税制度など、まさにこの先鋒と言って良い。
同じように、高額なものを所有している=きっと税金をとっても大丈夫、という精神のもと、不動産屋車を所有しているだけでも毎年税金を取られる。
不動産を所有していると毎年固定資産税が課税されるし、車を所有していると毎年自動車税が課税される。
この流れで、時計税とか嗜好品税とかが課せられないかと不安に思っている。

 

時計もただ持ち続けているだけでは不味くて、ロレックスの場合だと10年に1度はオーバーホールが必要になる。
それだけでも維持費がそれなりにかかるのに、不動産などと同じように『持ってるだけで税金だ!』と言われそうな気がしてならない。
昨今、高級時計の高騰が止まらないというのはニュースでもよく目にするし、財務省や官僚が変なことを言い出さないかとハラハラする。
『どうせあいつら転売とかして儲けてるんだろ?増税だ、増税!』みたいな。

 

こんなことになったら日本の時計業界は衰退するだろうなと思うのだが、日本人の投資需要がなくなるだけで、外国人にとってはプラスになるだろう。
外国人は税金が一部免除されることが多く、増税の影響を受けないばかりか、日本人のライバル投資家が一掃されるのでむしろ好都合になりうる。
このようなアホらしい事態に陥らないことを祈るばかりだ。

 

 

 18日目

 

61店舗目 日本橋高島屋ウォッチメゾン店
62店舗目 日本橋三越店
63店舗目 GINZA SIXレキシア店

 

今年もロレックスマガジンが発刊された。
毎年10月くらいにロレックスの公式マガジンが登場しているのだが、今年で11冊目になる。
昔は日本語版の発刊はなかったのだが、3年前のISSUE#9から日本語版が作られ、今年2023年でISSUE#11となる。

 

このロレックスマガジン、ロレックスの正規店で入手することができる。
一応、過去1年以内にその店舗でロレックスを購入した実績のある人が対象だと思うのだが、店舗によって対応は異なるかもしれない。
昨年くらいまでは『人気があって全てのお客様には配れないので、SNSなどでの情報発信はお控えいただきたい』と店員さんに釘を刺されていたのだが、もはやTwitter上でも情報が溢れかえってしまっているし、しまいにはメルカリなどのオークションサイトで高値取引される残念な事態となっている。
こんな状況でもあるので、今年は店員さんももはや諦め顔で、『全てのお客様には配れないので、せめて他の店舗ではお受け取りにならないようにお願いします』と言われた。
ひどい話である。

 

さて、今年のロレックスマガジンは表紙がプラチナデイトナだった。
結構意外だった。
昨年はエアキング、一昨年はオイスターパーペチュアルで、少しメインストリームから外れたモデルにスポットライトを当てることが多い印象だった。
ロレックスは『ド定番』を売りに出さないイメージが強かったと言い換えてもいい。
だいたいその年の新作がロレックスマガジンの表紙を飾るので、今年はヨットのチタンとか、1908とか、そのあたりかなと思っていたわけで、まさかフラッグシップモデルのプラチナデイトナを持ってくるとは思わなかった。
中身もデイトナの歴史や新作に関する記事が多く、デイトナファンには垂涎の内容になっている。

 

ちなみに、ISSUE#8以前は日本語版はないが、英語版の発刊は当然ながらあった。
日本国内で配布された実績があるかどうかはわからない。
ただ、ロレックス正規店によっては、個室の中にインテリアとして過去のバックナンバーが飾られているところもある。
僕も昔、ISSUE#7だったと記憶しているが、待ち時間にペラペラと拝見させてもらった。

 

 

 19日目

 

64店舗目 並木通りレキシア店
65店舗目 GINZA SIXレキシア店
66店舗目 銀座三越店

 

ロレックスのホームページは結構ころころ仕様が変わる。
もちろん新作発表の3月末は完全リニューアルとなるが、年の途中でもマイナーチェンジをすることがしばしばある。
例えばル・マン100周年モデルやディープシーチャレンジ等のイレギュラー新作が発表されたときは、そのモデルの掲載を行う。
今回は、もっと細かなところで仕様変更がなされた。

 

以前は(恐らく)日本価格にして500万円以上のモデルについては、価格欄が『お問い合わせ』、つまりaskで開示されていなかった。
したがって、高価格帯のモデルの値段を確認するためには、わざわざ正規店まで行って店員さんに聞かなければならなかったし、どうせ忘れるので何らかの方法でメモしておかなければならなかった。
これが、どういうわけか、今年の9月くらいから全モデル(デイトナレインボー等のシークレットモデルは除く)の価格はホームページで閲覧可能になった。

 

 

 

この仕様変更について、考えられる理由は2つある。
1つ目は、近年の値上がりに次ぐ値上がりで、金無垢を中心とした多くのモデルが軒並み500万円の大台を突破してしまい、これまで通りの仕様を継続すると『お問い合わせ』だらけになって、情報開示が役割のはずのホームページが体をなさなくなってしまうから。
2つ目は、ロレックスの店員さんに長々と世間話をするお客さんが増え、また人気沸騰で行列が絶えなくなり、価格についての問い合わせ件数・時間を少しでも削減できると考えたから。
どちらも世知辛い話である。

 

とはいえ、ホームページで気軽に定価を調べられるのは良いことだと思う。
ロレックスのカタログも結構見づらくて、モデル掲載の本誌と、価格が掲載される冊子が別になっているから、2つの本を見比べないとどれがいくらなのか分からなかったのだ。
これは、カタログ本誌は世界共通にして、価格掲載の冊子だけ国別にして印刷したいから、という理由が推察されるが、如何せん見にくかった。
ちなみに、値段が掲載されたのは良いことなのだが、そもそも2023年度のホームページは全体的に使い勝手がよくないと感じる。
モデル一覧で同じモデルが何度も掲載されたり、ページのスクロール数がめちゃくちゃ多かったり、個人的にはイマイチに思っている…

 

 

 20日目

 

67店舗目 日本橋高島屋ウォッチメゾン店
68店舗目 日本橋三越店
69店舗目 並木通りレキシア店
70店舗目 GINZA SIXレキシア店
71店舗目 銀座三越店

 

値上がり『率』が一律だとすると、どうしても今の絶対値が高いモデルの方が値上がり『幅』が大きい。
仮にステンレスモデルを今買えなくても、来年値上がりする額はせいぜい10万円とか、その程度だろう。
しかし、もし金無垢モデルを今買えなかったとして、来年値上がり後に案内されたら、普通に数十万円の差が出る。
この傾向が続いているので、できる限り金無垢モデルを早いうちに買っておきたいと思ってしまう。
本来、イエローゴールドのデイデイトとかは40代後半とか50代とか、少し年をとってから着けたいと思っているのだが、それまで購入を待っていると値上がりがエグイことになる。

 

さて、金無垢モデルというと素材は主に金とプラチナの2つに分けられる。
金の中には、エバーローズゴールドやイエローゴールド、ホワイトゴールド等があるが、いずれも含有量の調整によるもので、金そのものを主成分としていることに変わりはない。
プラチナは金と違って、プラチナ1種類のみの展開となっている。
金もプラチナも、ロレックスに限らず高級腕時計は軒並みこの数年で大幅に価格上昇となっているが、原材料そのものの価格推移がどんな感じか、お分かりだろうか。
ということで、金とプラチナの価格推移を調べてみた。
皆様ご存じ、田中貴金属のホームページからドル建てのヒストリカルチャートを拝借し、当方でグラフ化したのが以下となる。

 

 

 

あまり昔に遡っても詮無いが、例えば1990年代後半の金とプラチナの価格は約400ドル/トロイオンスだった。
これが現在では、金が1,800ドル/トロイオンス、プラチナが1,000ドル/トロイオンス、と凄まじい高騰っぷりである。
25年間で金は約4.5倍、プラチナも約2.5倍となっている。
(ちなみに、為替の影響も考えると現在は円安だから、円建てだとより一層高騰しているように見えることになる。)

 

正確な数字はないのだが、2000年頃におけるロレックスの金無垢モデルでいうと、デイデイトイエローゴールドがおそらく250万円内外だったと思われる。
現在のデイデイトイエローゴールドだと、文字盤にもよるが約500万円程度なので、25年でざっくり2倍になったといえる。
しかし、素材そのものの価格は4.5倍なわけだから、決して不当な値上げではないと言えるのかもしれない。

 

ちなみに、素材で比べるとプラチナよりも金に軍配が上がる。
一方でロレックスのモデルで金とプラチナだとプラチナの方が高い。
だから金のモデルの方がお得じゃん!という考え方もあるだろうと思う。
ただ、プラチナの方が加工技術が難しく、素材の価格のみでロレックスという腕時計の製品価格すべてを表すわけではない。
まぁ、一つの参考情報として頭に入れておいてもよいだろう。

 

次回に続きます。

 

 

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