デイトジャストを購入してから10年、新しいモデルが欲しいです!
ロレックスのデイトナを購入したいです!
超大人気モデル、デイトナを買いに走り始めます。
✔ ロレックスとは
もはや説明不要な気もしますが、ロレックスは言わずと知れた高級時計ブランドです。
スイスに本拠地を置きますが、元々はロンドンでドイツ人のハンス・ウィルスドルフという方が創業したそうです。
特に有名なのは、堅牢性に優れた『オイスター機構』、腕につけるだけで内部のゼンマイが巻き上がる『自動巻き機能』、日付が0時に切り替わる『デイトジャスト機能』の3つです。
今ではどのブランドでも採用されているようなものばかりですが、その走りはロレックスだったんですね。
ロレックスは宣伝活動やブランディングもとても優れています。
テニス界のレジェンドであるロジャー・フェデラーや、ゴルフ界のレジェンドであるタイガー・ウッズなどとアンバサダー契約を結んで、そのブランド価値を向上させています。
テニスの4大大会であるグランドスラムや男子ゴルフのメジャー大会ともスポンサー契約を締結しており、スポーツのテレビを見るとクロノメーターとしてロレックスのブランドロゴを目にすることも多いでしょう。
ロレックスというと世間的には『超高級時計』という印象がありますが、実は時計界の中では『中堅』に位置するといっても言い過ぎではありません。
『雲上ブランド』と呼ばれるパテックフィリップなどは、ロレックスよりもさらに高価なモデルを多数ラインナップさせており、調べるほどに腕時計の世界は奥深いなと痛感させられます。
といっても、これらはwikipediaででも調べればすぐにわかることですし、今更説明不要なほど一般常識といっても過言ではないようにも思います。
✔ プロフェッショナルモデルとは
ロレックスには、プロフェッショナルモデルとオイスターモデルの大きく2つの種類に大別されます。
詳細は割愛しますが、プロフェッショナルモデルにはサブマリーナやエクスプローラー、そして僕の探しているコスモグラフデイトナなど、プロスポーツなどの過酷な環境にも耐えうる複雑な機構と独創的なコスメティックとなっています。
一方でオイスターモデルは、まさに時間や日付を知るために特化した一般的な時計となりますが、宝石を散りばめた豪華絢爛なものや、曜日まで表示可能なデイデイトという非常に高価なモデルも用意されています。
さて、このプロフェッショナルモデルは、ロレックスの正規店で見かけることはほとんどありません。
その理由は後述したいと思います。
故に、このプロフェッショナルモデルを正規店で購入しようと通い詰めるロレックスマラソンなるものを遂行する強者たちが世の中に存在するのです。
✔ デイトナとは
先ほど説明したプロフェッショナルモデルの中に、コスモグラフデイトナというモデルがあります。
これは、レーシングモデルとなっており、コンマ何秒の世界を正確に測るためのストップウォッチ機能を備えております。
ロレックスのホームページの公式概要説明では、以下の通り謳われています。
説明文からして既にかっこいいです。
惚れます。
アイキャッチ画像にも掲載しましたが、コスメは以下の通りです。
シビれます。
実際には、文字盤やベルトの種類がいくつも用意されているため、デイトナの中でも型番がいくつも存在しています。
その中でも最もお求めやすくなっているのが、Ref.116500LNと呼ばれるステンレススチールモデルです。
なんとお値段たったの145万円です(笑)
なぜそこまで人気かというと、単純にかっこよくて人気があるから、需要に対して供給が追いついていないから、ということが挙げられます。
しかし、何よりも深刻なのは、その人気から中古や新古品の値段が正規店の定価を大きく上回る価格で取引されてしまっている、ということにあります。
要するに転売需要ですね。
このため、ロレックスの店頭でショーケースに並ぶ姿をお目にかかることはまずないですし、ロレックス側も転売対策に力を入れているものと思われます。
転売対策としてまず第一に、プロフェッショナルモデルを正規店で購入した場合、1年間は他のプロフェッショナルモデルを購入することができません。
また、同一のプロフェッショナルモデルに関しては、5年間購入が制限されます。
このルールは2019年11月から適用開始となり、一定の効果を生んでいるものと思われます。
少なくとも、本当に欲しいと思う実需層にとっては、追い風といって良いでしょう。
それでもなお、このデイトナというモデルは人気が高く、ロレックスに通い詰めなければ正規店で定価購入することはまずできない、稀有なモデルとなっています。
✔ 僕のマラソンコース
マラソンにはコースが必要です。
行き先も道順も決まっていないマラソンは、精神的にもきついですからね。
あまり詳細を語ると個人特定に至る可能性(ないと思いますが)もあるので、少しぼやかします。
僕の勤務先が東京駅近辺ということもあり、マラソン先は以下の6店舗(地図上の王冠マークのところ)としています。
・日本橋三越
・日本橋高島屋
・銀座三越
・GINZA SIX
・銀座並木通り本店
1日のうちに全て廻りきれることもあれば、仕事などの都合でどうしても3店舗だけになってしまったり、逆に休日などは午前午後の2回に分けて行くこともあり得ます。
デイトナマラソン日記①
マラソン1日目〜10日目。
✔ 1日目
2店舗目 日本橋高島屋
3店舗目 銀座三越
4店舗目 GINZA SIX
5店舗目 銀座並木通り本店
まぁ初日はこんなもんでしょう。
デイトナSSの入荷自体は月に数本あるそう。
むしろオイスターパーぺチュアルの方が入荷が厳しいそうです。
✔ 2日目
7店舗目 日本橋高島屋
8店舗目 銀座三越
9店舗目 GINZA SIX
10店舗目 銀座並木通り本店
店員さんと仲良く談笑しているおじさんと見ると、『俺にもこんなスキルがあればな』と思う一方、『ガハガハ自分の主張を大声で話すようにはなりたくないな』とも思う。
✔ 3日目
12店舗目 東京大丸
13店舗目 日本橋高島屋
14店舗目 銀座三越
15店舗目 GINZA SIX
16店舗目 銀座並木通り本店
今日から大丸にも通うことに。
ただ、10階だからエスカレーターだとたどり着くのに時間かかるのよね。
✔ 4日目
18店舗目 東京大丸
19店舗目 日本橋高島屋
20店舗目 銀座三越
21店舗目 GINZA SIX
22店舗目 銀座並木通り本店
研修生のスタッフが増えた気がする。
新人が4月に入社して店舗で実践の段階なのだろうか。
それにしても、ロレックスに入社した人とオメガに入社した人だと、仕事の大変さが天と地ほど違うような気がする。
別にオメガを馬鹿にしているわけではないです。
✔ 5日目
24店舗目 東京大丸
25店舗目 日本橋高島屋
26店舗目 銀座三越
27店舗目 GINZA SIX
28店舗目 銀座並木通り本店
8月から価格改定ということだが、全体的に5%値上がりとのこと。
値上がりで在庫放出とかされませんかね?と聞くも、『そのようなことはないと思います』と苦笑される。
うるせーばか。
✔ 6日目
30店舗目 東京大丸
31店舗目 日本橋高島屋
32店舗目 銀座三越
33店舗目 GINZA SIX
34店舗目 銀座並木通り本店
商談室でスタッフと会話している家族づれを見かける。
どうやったらそこまで辿り着けるのか…
✔ 7日目
36店舗目 東京大丸
37店舗目 日本橋高島屋
38店舗目 銀座三越
39店舗目 GINZA SIX
40店舗目 銀座並木通り本店
41店舗目 銀座三越
42店舗目 GINZA SIX
サンダルで購入している若者を見かける。
プロフェッショナルモデルかどうかはわからないし、ひょっとするとオーバーホールの受け取りかもしれないが、『スタッフは服装などもみている』説は本当なのかなと懐疑的になる。
✔ 8日目
44店舗目 東京大丸
45店舗目 日本橋高島屋
46店舗目 銀座三越
47店舗目 GINZA SIX
48店舗目 銀座並木通り本店
自分がつけているロレックス(デイトジャスト)を皮切りに、スタッフと会話が弾む。
『デイトナは入荷はあるので、あとはタイミングですよ』と励まされる。
タイミングってなんですか?ポケットビスケッツですか?
✔ 9日目
50店舗目 東京大丸
51店舗目 日本橋高島屋
52店舗目 銀座三越
53店舗目 GINZA SIX
54店舗目 銀座並木通り本店
行くたびに同じスタッフに在庫確認できるとは限らない。
というよりも、違うスタッフに当たることの方が多い。
同じスタッフで仲良くなった方が、的な説もきくが、そもそも同じスタッフに当たれなくないか?
✔ 10日目
56店舗目 東京大丸
57店舗目 日本橋高島屋
58店舗目 銀座三越
59店舗目 GINZA SIX
60店舗目 銀座並木通り本店
『デイトナは生憎在庫を切らしていますが、ほかのモデルはお探しではないですか?』と聞かれる。
『予算200万円くらいなんで、スカイドゥエラーとヨットマスターⅡはカッコいいとは思うんですが、どうせなら一番欲しいモデルがいいんですよね』と答える。
応答に正解はあるのだろうか。
次回に続きます。