30代銀行員が高収入と不労所得で「サイドFIRE」を達成する実録【連載第27回】

  • 2022年11月8日
  • 2023年10月18日
  • FIRE
 
現役銀行員の僕『2022年10月は、米国の株安に歯止めがかかり始め、復調の兆しを見せ始めました。依然として米国金利先高観から円安・ドル高方向にあるものの、1ドル=150円近辺で日銀の為替介入が意識され、上値の思い展開が続いています。政府によるコロナウイルス感染症水際対策が緩和され、銀座にも外国人観光客の姿が溢れるようになり、自粛していた飲み会やイベントも再開しつつあります。』

 

近況報告。

 

現役銀行員がアーリーリタイアを目指します

 

現役銀行員が高い給与水準を武器にFIREを目指す企画、第27回です。

 

これらの記事でも書いた通り、我が家の世帯年収はかなり高く、貯蓄も随分積みげてきました。
これもひとえに給与水準の高い銀行員勤めと、ある程度の倹約生活をコツコツと積み重ねてきた結果です。
ダブルインカム×高収入×倹約⇒資産残高拡大⇒FIREという方式ですね。

 

 

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2022年の目標は、年末で総資産6,000万円です。
2021年末対比で+1,000万円なので、月あたり約80万円純増と結構高いハードルですが頑張ろうと思います。

 

 

今月の状況

 

収支のフローと、バランスシートの断面です。

 

 収支

 

前月=2022年9月末時点では以下の通りの状況でした。

 

 

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2022年10月の収支は以下の通りです。

 

 

 

 

2022年10月の総収入は約74万円でした。
10月は、イベントや飲み会の幹事を務める機会が多く、一括支払いで支出が増える一方、各人からの回収で収入も笠増しされています。
給与のみで言うと約60万円ほどになっており、やはり銀行員の給与水準は高く、これこそFIREの原動力・推進力の中心です。

 

 

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ちなみに、上記のピクチャはマネーフォワードというアプリのスクショなのですが、ETFの配当金や投資信託の売買による利益は収入にカウントされません。
SBI証券の仕様なのかマネーフォワードの仕様なのかわかりませんが、対応を検討してもらえるとありがたいなと思っています。
配当金と投資信託譲渡利益も含めると、総収入は以下の通りです。

 

 

総収入:約102万円
うち、配当:約20万円(税引後)
うち、譲渡益:約8万円(税引後)

 

 

続いて支出です。月末までのほぼ実績額です。

 

 

総支出:約55万円

 

 

上述の通り、イベントや飲み会の幹事を務めることが多くあり、全員分の支払いを立て替えているので支出が笠増しされています。
実質的な支出は40万円ほどなので、平均的な金額といえるでしょう。
今月の支出の内訳は以下のイメージです。

 

 

 

 

以上、収入と支出の差額は47万円程度となりました。
あまり意味のない数字ではありますが、貯蓄率の観点でいうと、47万円÷102万円=約46%ほどとなります。

 

 

 バランスシート

 

 

 

 

現金1,906万円のうち、ロレックス850万円が含まれますので、実質的な投資残高は以下の通りとなります。

 

 

株式:3,779万円
投信:22万円
年金:245万円
時計:850万円
合計:4,896万円

 

 

総資産が5,965万円ですので、投資割合は4,896万円÷5,965万円=約82%となります。

 

株式と投資信託の詳細は以下の通りです。

 

 

 

 

10月の日経平均は小幅な値動きに留まっていたので、ベアファンド買い→株価値下がりで売り→ブルファンド買い→株価値上がりで売り→以下繰り返し、を続けていました。
僕の場合、連騰や続落に備えて10万円からブル・ベアファンドのポジションを持ち始めるようにしているのですが、すぐに逆の値動きで利益確定局面が来てしまったので、あまり大きなロットの約定にはなりませんでした。
小銭稼ぎを細かく繰り返す感じで、精神衛生上はOKな一方、脳汁ブシャーな展開にはなりにくかったですね。
引き続き遊休資産を使ってブル・ベアファンドの買った売ったを続けて譲渡益を稼いでいこうと思います。

 

QYLDもNASDAQも引き続き冴えない展開が続いています。
まぁ今更ジタバタして狼狽売りするつもりもないので引き続き保有して配当をチャリチャリ稼ぎたいと思います。
毎月1,500ドルくらいは入ってくるので、それをJEPIに突っ込んでいます。
円安なので、円をドルに替えてまで米国ETFを追加購入する気にはなりませんが、ドルで受け取った原資でドル建ての投資商品に再投資するのは全く気にならないから良いですね。

 

 

 資産残高

 

 

 

 

米国株がやや強含みになったことを受けて、総資産残高は5,900万円を突破しました。
日銀の為替介入無かりせば1ドル=150円を突破していて6,000万円も見えるはずだったのですが、2度の為替介入はそれなりに効果があったのか、一定の防衛ラインになってきていますね。
でも、このまま行けば11月と12月の給与、および賞与で年末残高6,000万円の背中は見えてきた気がします。

 

 

 コロナウイルスも一服か

 

2019年の春に始まった新型コロナウイルス感染症も、遂に丸4年が経過しようとしています。
始まったばかりの頃は、マスクを常時つけて生活することも、在宅ワークがここまで一般化することも、想像もできませんでした。
何回も感染者が増えては減り、増えては減りを繰り返し、その都度引き締めが強まってきていた訳ですが、ここにきてようやく出口が見え始めてきたような気がします。
身近な知人・友人・会社の同僚でも、罹患した経験を持つ方が一定程度いる状態になり、その症状や影響範囲も限定的だと認知されてきています。

 

そんなこともあって、最近ではイベントや飲み会も再開し始めることにしました。
10月は大学のテニスサークルの人たちを20人ほど集めて、1日テニスのイベントを開催しました。
久々に会う面々と会話したり、皆が連れてきた子供達と遊んだり、大学の頃を思い出させる真剣勝負に興じたりと、懐かしさと新鮮さがある1日となりました。

 

また、テニススクールのメンバーと5時間もの間、飲み会をしました。
本当に久々に飲む機会が持てたので、会話が弾み、気がついたら終電の12時を回っていました。
会社の異動発令でも、送別会や歓迎会を少人数で開催することが認められ、何度か開催しました。
今年の年末は、忘年会が以前のように一般的にできれば良いなと心から願います。
(一方で、会社の飲み会が苦痛な人にとっては苦虫を噛み潰す想いなのかもしれません…)

 

 

 FIREまでの道のり

 

現在の僕のポートフォリオは、QYLDを中心に約3,779万円相当の金額になっています。
利回りは税引き前で約8%、税引き後で約6%となります。
その他にロレックスが一部投資的性質を持ちますが、これらは値上がり益は期待できるものの配当は生み出しません。
従って、純粋に配当だけで言うと、年間3,779万円×6%=227万円が手元に入ってくることになります。
また、駐車場経営で年間140万円(税引前)が入ってきて、今年に青色申告をしたことから当該収入に係る税金はほぼゼロにできる見込みです。
株式配当と駐車場経営による年間の収入は、合計で367万円(税引後)となります。

 

僕単独の、FIREを目指す上での年間支出額を保守的に500万円と仮定します。
先ほどの367万円との差額133万円を生み出せれば、FIRE達成です。
133万円を株式投資で生み出すためには、現在のポートフォリオの利回りを前提とすれば、133万円÷6%=2,217万円を追加で投資につぎ込む必要があります。

 

今現在キャッシュは約1,056万円ほどありますので、あと残りは1,161万円となります。
ただ、手元流動性として生活費の3年分は確保しておきたいので、500万円×3年=1,500万円を上乗せする必要があると考えています。
よって、今から追加で貯める(投資する)べき金額は1,161万円+1,500万円=2,661万円となります。
年間の貯蓄可能資金が約900万円ほどあるので、単純計算で3年弱ほどかかります。
仮にロレックスを売却したとすれば、足らず米は2,661万円-850万円=1,811万円ですので、単純計算で2年強ほどで済みます
(ロレックスFIREとでも言いましょうか)。

 

円高に振れた場合には、円ベースの配当率が落ちますが、円高になる=ドル安になる=米国金利が相対的に下落する=米国株が上昇する、という方程式が基本的には成り立つはずなので、配当が下がっても株高での売却益を見込めて相殺される気がしています。
なので、円高リスクはそこまで気にしなくても良いかなと考えるようになりました。
米国投資でFIREを目指している方は、ぜひこの辺りの考え方をお聞かせ頂きたいと思います!

 

 

 

 

次回に続きます。

 

 

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  現役銀行員の僕『2022年11月は、米国の株安が進行し、それにつられてロレックスの価格も大きく下落する局面となりまし…

 

 

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