【高配当米国ETF】SPYDが増配!配当利回りは高水準キープ

 
高配当ETFへの投資を考えているひと『お金を投資に回したいけど、たくさんの配当金がもらえる銘柄が買いたいです。国としての成長を考えると日本より米国のほうが妙味がありそう…何かオススメの銘柄があれば紹介してください。』

 

こんな疑問にお答えします。

 

高配当ETFのSPYDが増配!配当利回りも高水準キープ


ボラティリティも高いですが、配当金好きの僕は多く保有しています。

 

 高配当ETFの選択肢

 

投資をしようと考えたとき、いろんな切り口があります。
株か債券か不動産か。
値上がりが期待できそうかどうか。
配当金が期待できそうかどうか。
価格が安定しているかどうか。

 

人によっては一発逆転で価格暴騰に賭けて一銘柄ドン!みたいな投資が好きな方もいます。
全く逆に、元本棄損リスクも取りたくないし、評価損を負うのも精神的にストレスだ、という超保守的な方もいるでしょう。
値上がりも期待できるし、配当金も高いし、という一石二鳥の銘柄は基本的にはなくて、何かのメリットを取れば何かのデメリットを取る(何かのメリットを捨てる)ことと同義と言えます。

 

その中で、配当金がたくさんもらえる銘柄が好きという方は結構多くいると思います。
株価そのものの値上がりや値下がりはあっても、中長期的に保有して売却損も益も出さず、チャリチャリと配当金が入ってくるのが嬉しい・楽しい、ということですね。
FIREを目指して投資をする場合、4%取り崩していくよりも4%の配当を得る銘柄を保有した方が安心感があるでしょう。

 

高配当ETFは、その名の通り高配当の銘柄を詰め合わせた上場株式商品です。
普通の株式と異なり、複数の銘柄で構成されます。
どの国のどんな銘柄にどんな割合で投資するか、という商品性がいろいろとラインナップされていて、好きな商品を選ぶことができます。

 

まず、投資する国を決めます。
日本か米国が最もなじみやすいところですが、日本よりも人口・経済の成長率が高いという理由から、僕は米国ETFを選ぶことが多くあります。
もちろん、米ドルの為替リスクを負うことになることになるため、日本株ETFに比べてその点で劣後はします。
それでもなお、日本株は下落局面の耐久力があまりにも脆いと感じているため、米国投資をポートフォリオの中心に据え置いています。

 

 

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 SPYDの概要

 

米国の高配当ETFの中で、SPYDという銘柄があります。
ステートストリートという超大手の投資会社が管理・運営しています。
ざっくりと特徴を挙げると、こんな感じです。

 

 

・運用会社:ステートストリート
・運用方法:S&P500の中で高配当銘柄を選択
・構成銘柄数:80
・経費率:0.07%

 

 

構成銘柄は2021年3月19日現在で以下の通りです(以下、Bloombergより)。

 

 

 

 

企業名を見てもピンとこないかもしれません。
業界の比率で見てみましょう。

 

 

 

 

金融と不動産セクターに偏っています。
金融は企業としての成長を見込みずらく、株価をあげるために配当性向を高めに設定する傾向があります。
景気に敏感なので、マーケットが暴落するとSPYDは煽りを受けやすい可能性があります。

 

 

 配当率

 

SPYDの直近の配当率を見てみましょう。

 

 

 

 

2021年3月の配当金は、SPYD1株あたり0.636159米ドルです。
SPYDは四半期に一度配当しており、直近1年間の配当金は以下の通りです。

 

 

20/6  : 0.365715米ドル
20/9  : 0.263572米ドル
20/12 : 0.606617米ドル
21/3  : 0.636159米ドル

 

 

1年間の合計で1.872063米ドルとなります。
直近のSPYDの株価を38米ドルとすると、配当利回りは約4.93%となります。
株高の局面でもこれだけ利回りが出るのは頼もしい限りですが、一方で配当金が不安定というネックもあります。
このあたりは何を優先するか、どのリスクを取れるか、というそれぞれの投資スタンス次第です。
とはいえ、直近2回の配当金は十分に高い水準であり、足元は一安心です。

 

 

 SBI証券のディレイ表示

 

以上がBloombergのデータをもとに集計した数字になります。
僕はSBI証券でSPYDを購入しているので、普段はSBI証券のHPで株価や配当率をチェックするのですが、表示や更新が3営業日程度ディレイする関係で、変な数字が目に留まってしまいます。

 

 

 

 

分配利回り3.15%って…汗
恐らく、直近3月の配当金がディレイ処理のために加算されず、一方で1年前の3月の配当金は『直近1年間』に該当しないから計算考慮外にされてしまっているのでしょう。
こうしたミスリーディングな表示を続けると、顧客本位でもないし、購入を見送らせてしまって自分の売り上げに悪影響を与えるような気もするのですが…
2021年3月の配当金の実績をSBI証券からではなくBloombergから転載したのも、そもそもSBI証券にはその数字がまだ掲載されていないから、というのが理由になります。

 

 

 僕が今回受け取った配当金と評価益

 

2021年からFIREを目指して絶賛投資中の僕ですが、ポートフォリオの中心にSPYDを据えています。

 

 

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  現役銀行員の僕『銀行員だと給料もそこそこ。共働きで世帯年収も多いし、資産も随分増えてきた。働くのが苦痛なわけじゃない…

 

 

保有株数は1,660ちょっとです。

 

 

 

 

配当金受け取り確定後に購入した分もわずかにあるので、仮に1,600株と仮定しましょう。
1株あたり0.636159米ドル×1,600株=1017.8544米ドル=110,946円です(1ドル=109円)。
今回の配当水準が今後確約されるわけではないですが、もしこの水準が続けば、年間で45万円ほどの配当収入となります。
もちろん、ここから税金が引かれますし、為替リスクも負っているため、一概には言えません。

 

足元では評価益も充分に出ています。
購入単価が34米ドル台ですので、合計で6,000米ドル弱の評価益です。
ただ、40米ドル突破くらいの大台に乗らない限りはコツコツ買い増しを続け、短期の売却は行わない方針であり、この評価益はあまり一喜一憂しないことにしています。

 

 

 まとめ

 

以上、SPYDの概要と、僕のポートフォリオ・運用実績の紹介でした。
配当利回りが高いというのは評価損益にこだわらない人にとってはフィットする運用対象だと思います。
一方で、配当が高い=その企業は高い成長を期待できる分野がない、ことの裏返しでもあり、株価そのものの上昇は見込みにくくなるというデメリットもあります。
このあたりは何をリスクとして取って、どんなリターンを期待したいと思うか次第です。

 

 

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