【ロレックスマラソン】メテオライト編 第8回【高級時計の資産価値が下落中?】

  • 2024年1月24日
  • 2024年2月9日
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正規店でデイトナなど計4本を購入した僕『更新サボりまくっててすみません。ロレックスマラソン自体はめちゃくちゃいってる(いってた)のですが、ブログの更新だけが滞っておりました。2023年末に値上げ前の駆け込みで結構な頻度マラソンしたのですが、結論から言うと年越しになってしまいました。結局ほぼすべてのモデルが10%値上げと強気な姿勢で、デイトナSSは遂に200万円の大台を突破しましたね。』

 

値上げ前の駆け込み購入は失敗に終わりました。

 

ロレックスマラソンとは?

 

正規店購入は年々難しくなっています。

 

 ロレックスマラソンとは

 

ロレックスマラソンとは、正規店でなかなかお目にかかることのできない時計を購入するために、足繁くロレックスに通うという過酷なマラソンのことです。
ロレックスは世界的に人気が爆発しており、特にメンズサイズは正規店での購入が非常に困難です。
正規店での正規価格=定価よりも、並行店での中古価格あるいは買取価格のほうが上回っていることも、正規店での購入が難しい大きな要因の一つです。

 

僕は幸運にも、デイトナSSとスカイドゥエラーSS、デイトナオイフレ(金無垢ラバーベルトモデル)そして青サブという、4つの超人気モデルを正規店で購入することができました。
デイトナマラソンとスカイマラソン(オイパぺマラソンと銘打って行いました)、及び金無垢マラソンについては、こちらの記事をご覧ください。

 

 

銀行員パパブログ

  現役銀行員の僕『早期リタイア=FIREを目指して蓄財中ですが、ロレックスのデイトナが欲しくなったので、マラソンするこ…

 

 

銀行員パパブログ

  デイトナマラソンを完走し終えた僕『遂に念願のデイトナをゲットしました!次はオイスターパーペチュアルいっちゃいますよ!…

 

 

銀行員パパブログ

  デイトナマラソンとスカイマラソンを完走し終えた僕『デイトナとスカイドゥエラーを購入して十分満足しているのですが、最新…

 

 

また、これら4つのモデルを購入して分かった、ロレックスマラソンのコツについても詳細を以下の記事で公開しています。
併せてよろしければご参照ください。

 

 

銀行員パパブログ

  ロレックスマラソン中の人『ロレックス正規店に何度も通っているけど、欲しいモデルに全然巡り会えません!購入のコツとか気…

 

 

 僕のマラソンコース

 

僕の場合、職場と家が近いということもあって、日本橋・銀座界隈の6店舗によく通っています。

 

 

 

 

・日本橋三越店
・大丸東京店
・日本橋高島屋ウォッチメゾン
・銀座三越店
・GINZA SIXレキシア店
・並木通りレキシア店

 

 

また、日本橋も銀座も定期券内なので交通費そのものはかかりません。
世のランナー達の中には、車代や電車賃をかけてまでマラソンする方もいるので、僕はとても恵まれた環境だと思っています。

 

 

ロレックスマラソンメテオライト編⑧

 

マラソン29日目~40日目。

 

 29日目~31日目

 

97店舗目 並木通りレキシア店
98店舗目 GINZA SIXレキシア店
99店舗目 銀座三越店
100店舗目 並木通りレキシア店
101店舗目 GINZA SIXレキシア店
102店舗目 銀座三越店
103店舗目 日本橋三越店
104店舗目 日本橋高島屋ウォッチメゾン店
105店舗目 大丸東京店

 

前回のマラソン投稿で事前情報を書いていたが、想定通りほぼすべてのモデルが2024年1月から約10%の値上げとなった。
アイスブルーデイトナ等のごく一部のモデルについては、約8%の値上げとなっている。
数百万円~1,000万円級のクラスの値上げ幅を少しばかり抑える意味もよく分からないのだが、いずれにしても2023年9月にも10%の値上げだったわけだから、かなり強気な対応となっている。

 

特にデイトナSSは定価が200万円の大台と突破した。
僕が116500LNを購入した2021年夏はまだ定価が130万円くらいだったと記憶しているから、3年間で約1.5倍にまで価格が上がったということである。
ロレックスの中でも特に人気の高いモデルであり、これを求めてマラソンしている方も多いことだろう。
結構な痛手となるものの、結局セカンダリーの価値が黒文字盤でもまだまだプレ値の状況であり、マラソンランナーが大幅に減ることは無いと思う。

 

ちなみに、ステンレスモデルで言うと、時計の王様:パテックフィリップのノーチラス『5711/1A-011』は、定価が約350万円となっている(2024年1月現在)。
こちらはデイトナ以上に定価で購入できない代物となっているが、他系列のステンレスモデルでもまだ上値の余地が十分にあることを感じさせる。
ロレックスとパテックフィリップでは、量産品vs工芸品くらいの差があるようにも思う。
ただ、それは『今が』そうなだけであって、ゆくゆくは量産品的な生産は弟分のチューダーに譲り、ロレックスはパテックフィリップ並の立ち位置に駆け上がることをビジョンの一つにしているのかもしれない。

 

 

 32日目~34日目

 

106店舗目 日本橋三越店
107店舗目 日本橋高島屋ウォッチメゾン店
108店舗目 日本橋三越店
109店舗目 日本橋高島屋ウォッチメゾン店
110店舗目 大丸東京店
111店舗目 並木通りレキシア店
112店舗目 GINZA SIXレキシア店
113店舗目 銀座三越店

 

ロレックス正規店の店内には見本品が展示されている。
見本品は、これまですべて22時10分31秒で静止していると思う。
以前、このブログでも記事にしたと思うが、通説としてはその時間が最も美しく文字盤が映えるからだ、とされている。

 

最近ロレックスの正規店にお邪魔すると、見本品の日時が22時10分31秒ではなく、適当な時刻を表示しているものがあった。
というか、ものによっては針が動いているものもあった。
前聞いたときは、見本品はあくまでも見本品で、販売できるものではなく、内部構造は兼ね備えていないのだ、ということだった。
どういうことだろうと思って、スタッフの方に話を聞いてみた。

 

あまり大きな声では言えないそうだが、見本品として展示されているものも一部は完品らしい。
なんでもロレックス本社からのお達しがあったそうだ。
要するに、『売れないモデルしか展示していないというのは小売店としてけしからん!』ということらしい。
そこで小売店側は、仕方なく『売ろうと思えば売れるけど、あくまでも見本品扱いで展示する』という手法を取っている様子。
売ろうと思えば売れるモデルを値札付で展示すると、それこそ海外の旅行客が円安・消費税非課税の優遇で根こそぎ買っていってしまって問題になるからだそうだ。

 

ちなみに、『これ売れるんですよね?売ってください』と言っても、まず買えないと思う。
スタッフの方に『見本品と書いてある通り、販売用ではないのです』と言われてお仕舞だし、そもそもそんなことを言うこと自体が印象が相当悪い。
見本品に置いているモデルは、基本的に不人気モデルにしている店舗が多いとは思うが、狙っている方は留意した方が良い(見本品は売らない前提でお店に行く方が良い)だろう。
ちなみにちなみに、プロフェッショナルモデルの見本品についてもトリビアがあるのだが、論争を巻き起こしそうなので伏せさせていただく。

 

 

 35日目~37日目

 

114店舗目 並木通りレキシア店
115店舗目 GINZA SIXレキシア店
116店舗目 銀座三越店
117店舗目 並木通りレキシア店
118店舗目 GINZA SIXレキシア店
119店舗目 銀座三越店
120店舗目 大丸東京店

 

ブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数というものをご存じだろうか?
ブルームバーグ社が公開している、『最も取引額の多い50モデルのインデックス指数』となるのだが、この指数が2022年後半から下がり続け、2023年の後半には2021年以来の低値をつけたと報じられている。

 

 

Bloomberg.com

スイス高級時計の記録的なブームが終わりを告げようとしている。…

 

 

Bloomberg.com

ロレックスやパテック・フィリップなど中古の高級腕時計は先月、2年ぶり安値に下落。供給が増加している一方で、需要が引き続き…

 

 

記事によると以下の説明である。

 

 

ロレックスやパテック・フィリップなど中古の高級腕時計は先月、2年ぶり安値に下落。供給が増加している一方で、需要が引き続き減少しているためだ。

上位50種の中古腕時計を追跡しているブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数は10月に1.8%低下し、2021年以来の低水準を付けた。22年4月の高値からは42%下落している。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中、最も需要の高いロレックスやパテック・フィリップ、オーデマ・ピゲのモデルの価格は記録的な水準に高騰していた。しかし今では高インフレに加え、高まる地政学的緊張や不安定な経済成長を背景に金利が上昇する中、時計コレクターは購入を控えている。

 

 

これでロレックスの買いやすさが増すならもってこいなのだが、そう簡単な話ではない。
まず、この指数はドル建てであり、円安の現在では日本の正規店価格は引き続きグローバルベースで安い水準になっていて、競争率は高い。
実際、日本は2024年1月にほぼすべてのモデルで10%の値上げに踏み切ったわけだが、もしも世界全土で高級時計の人気に陰りがあるというならば、こんな強気の姿勢に出ることは無い。
値上げに踏み切った現在でもロレックス正規店には人の足が絶えることは無く、記事や指数を鵜呑みにするのは危険だろう。

 

また、『高インフレに加え、高まる地政学的緊張や不安定な経済成長を背景に金利が上昇する中』とあるのだが、これも少し偏った見方かなと思う。
インフレと金利上昇は事実としてあるし、地政学的な緊張も確かにある。
ただ、インフレ=ものの値段が上がる、ということであって、むしろインフレが意識されるなら高級時計をいまのうちに買っておこう!という心理が働きやすい面も多分にある。
金利が上がると金を引っ張りにくくなるのでなるべく手元流動性を厚くしようという心理が働いて高級時計を売ろうとするインセンティブが働く面もあるが、あまりに『後付け』な理由である印象を拭えない。

 

むしろ指数が安値の今でもなおこれだけ正規店で入手できないというのは怖くないか?
指数が再び高くなったら、毎回入店するのに3時間待ちとかになるのだろうか?
新宿レキシアもオープン初日に当選して以来、一度も抽選に当たっていない。
勘弁してほしい。

 

 

 38日目~40日目

 

121店舗目 日本橋三越店
122店舗目 日本橋高島屋ウォッチメゾン店
123店舗目 大丸東京店
124店舗目 並木通りレキシア店
125店舗目 GINZA SIXレキシア店
126店舗目 銀座三越店
127店舗目 ロレックスブティック山形屋

 

2024年になって、家族で鹿児島に旅行に行ってきた。
マイルが余りまくっていて、使わないと失効してしまう切迫感が動機であり、少し不純なのだが、まぁたまには旅行もいいものである。
二泊三日で行ってきて、特に二日目に宿泊した城山ホテルは料理も温泉も景色も最高だった。
酔っぱらった勢いでTwitter(X)に投稿した内容が以下なのは、お許しいただきたい。

 

 

 

 

さて、旅行といえば現地のロレックス正規店に行くのが通例となっており、鹿児島のロレックスにも訪問することにした。
鹿児島県にはロレックス正規店が1店舗のみとなっており、鹿児島中央の山形屋店内1階に陣取っている。
山形屋は昔ながらの老舗百貨店の趣で、店内はややごみごみしている印象だったが、品ぞろえは一級品が多かったように思う。

 

結論から言うと在庫確認しても瞬殺された。
せっかくだしと思って少し話をしたら、東京に比べるとお客さんの入りは少ないが入荷数も少ない印象を受け、結局競争率はそこまで東京と変わらないのかもしれない。
店内は東京と同様に見本品のみが展示されていた。
少し変わっていたのは、見本品にデイトジャストのスレートローマ(ウインブルドン)が複数本置いてあったことだ。
フルーテッドベゼル、スムースベゼル、ステンレス、コンビ、等、4種類が展示されていた。
たぶん売ろうと思えば売れる代物だったと思うのだが、さすがに『これ、売れるやつですよね?』とか図々しく聞くほど欲しいものでもないし、そもそもウインブルドンもコンビだと200万円前後だと思うので食指が伸びなかった。

 

旅行の都度、その土地のロレックスに訪れるのは結構面白い。
相当風変わりな趣味(?)だと思うが、結構オススメである。

 

 

次回に続きます。

 

 

銀行員パパブログ

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