共働き・世帯年収2,000万円、30代サラリーマンの資産形成【投資は若いうちから始めましょう!】

  • 2021年5月28日
  • 2023年10月25日
  • Banker
 
なかなか資産残高が伸びないサラリーマン『毎月頑張って働いて給料の一部を貯蓄に回しているけど、食費や住宅ローンもあってなかなか資産が増えない…高給取りの銀行員だと、何歳くらいでどのくらいお金がたまっているものなのでしょうか。モデルケースを教えてほしいです!』

 

現役メガバンクに勤める僕の事例をご紹介します。

 

この記事の内容

 

 

・僕のスペックのご紹介
・15年間メガバンク生活での貯蓄推移

 

 

僕は、現役の銀行員です。
他の業界に勤める友人と年収の話になることもありますが、やはり比較すると金融機関の年収は高いなと感じます
大手メーカーや公務員も、日本の平均年収を考えれば決して悪い水準ではないです。
でもやはりメガバンク等の大手金融機関はずば抜けていると思います。

 

仕事そのものが面白いか、やりがいがあるかは別問題です。
それは人によって価値観が異なるからです。
でも、年収や給料は絶対的な尺度として存在します。
『メーカーの給料のほうが銀行の給料よりも質がいいのである』なんて馬鹿げたロジックは成り立ちません。

 

新卒から約15年間、メガバンクを歩んできた僕の事例を参考にご紹介したいと思います。
年次ごとの給料の水準と、各年の貯蓄額の推移。
ライフイベントと、各年度ごとの資産残高の推移。
一例にはなりますし、一般の銀行員と比べても恵まれた部分はありますが、『銀行員になればここまでお金を増やせるんだ』という夢のある話として参考にしていただければ幸いです。

 

 

僕のスペックのご紹介

 

昇格はストレート、妻も共働きです。

 

 転職と昇格

 

僕は過去に転職の経験があります。
もともとは、とあるメガバンクに所属していましたが、価値観の違いなどもあって別のメガバンクに転職しました。

 

 

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まず、もともとのメガバンクですが、昇格はストレートでした。
むしろ社内での評価は高いほうだったと思います。
評価が高くても、働きにくさや、隣の芝が青く見える等の理由で転職を決意しました。
人生一度きりですからね。
後悔しないように、迷ったら実行する、がモットーです。

 

メガバンクに転職すると、転職時の評価は同期入社組みの中間に位置させられます。
実際に働いてないから高い評価も低い評価もしにくいわけです。
逆に、それまでの貯金が無いから、貯金のある『プロパー評価高い組』に追いつくためには結構な努力(か才能)が必要になります。

 

僕の場合、上司や職にも恵まれ、転職先のメガバンクでもストレートで昇格できました。
給料水準という意味では、これは相当ラッキーだったと思います。
ただ、メガバンクからメガバンクに転職という、アホなことをしなければこんな回り道は不要です。
最初から評価点を蓄積していけば、大きなミスが無ければ普通に昇格します。

 

 

 共働き

 

僕の妻も現役の銀行員です。
総合職なので、給料の水準も僕とそこまで変わりはありません。
子供が小さいので、残業時間には制約がありますが、それでも世間一般の給与水準を凌駕していると思います。

 

 

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ダブルインカムなので、僕の支出が随分抑えられている面は否めません。
仮に、夫だけが銀行員で、妻が専業主婦だとすると、以下で述べる貯蓄水準は、ざっくり6割~7割くらいになってしまうと思います。
支出水準にも依存するので、一概には言えませんが、イメージとしてそのくらいと思ってください。
ダブルインカムでの世帯収入と支出は、以下の記事で公開しています。

 

 

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 30代半ばの現在

 

30代半ばまでストレートで昇格してきた僕の現在の収入等は、以下の記事で公開しています。

 

 

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銀行は学力がモノを言います。
結局高学歴が就職で勝つ世界です。
10代のころに頑張って勉強してきたことが活きるというのは、ある意味で夢があると思っています。

 

 

15年間メガバンク生活での貯蓄推移

 

これまでの資産残高推移です。

 

 概要

 

過去の記録が完全に残っているわけではないので、記憶ベースです。
ただ、大きくは外れていないと思います。

 

 

年次給与額面(うち貯蓄)資産残高ライフイベント
入社時 300万円 
1年目末400万円(50万円)350万円社宅
2年目末450万円(50万円)400万円 
3年目末500万円(100万円)500万円一人暮らし
4年目末550万円(100万円)600万円 
5年目末550万円(150万円)750万円 
6年目末600万円(150万円)900万円昇格
7年目末800万円(200万円)1,100万円結婚
8年目末850万円(250万円)1,350万円 
9年目末950万円(400万円)1,750万円転職・退職金
10年目末900万円(300万円)2,050万円 
11年目末1,000万円(300万円)2,350万円昇格
12年目末1,050万円(350万円)2,700万円出産
13年目末1,100万円(350万円)3,050万円住宅購入
14年目末1,150万円(350万円)3,400万円昇格

 

 

 社会人時の貯蓄

 

子供の時から積立貯金を親が行ってくれていたこともあり、社会人になる際にそれを渡してくれました。
入社時の資産残高300万円というのは、それを含みます。
大学時代からアルバイト一筋でため込んでいた苦労人ではないので、悪しからず。

 

 

 ライフイベントごとの出費

 

例えば、出産のときには入院費用などがかかります。
結婚のときには挙式代がかかっています。
転居のときには、引っ越し代がかかっています。
住宅ローンを組んだときには、頭金がかかっています。

 

ただ、なんとなく『その月のキャッシュフローがマイナスになる』というのが嫌で、副業や投資、あるいはお祝い金や所有物の売却などで、大きな支出のある月は必ず帳尻を合わせるように収入で埋め合わせていました。
そのため、ライフイベントで支出があっても、継続して貯蓄に回せていたというのが、今の資産残高に繋がっていると思います。

 

 

 もっと早くから投資しておけば…

 

これまで、ほとんど投資はしていません。
一時的に、短期売買のためにETFを購入したことはありますが、数十万円プラスで売り抜けて、以上終了というケースがほとんどでした。
あえて言えば外貨預金ですが、それでも均してみれば年率2%程度での運用でした。

 

もし仮に(仮に、など無いですが)銀行員生活の序盤から米国ETFに投資していれば…
それこそ三菱サラリーマンさんのように早いうちから資産形成にいそしんでいればと思うと、後悔が残ります。
僕が入社した時はリーマンショック真っ只中で、株価も円もボロボロでした。
当時は『株価がボロボロなのに投資しても危ないだけ』と意味の分からないロジックで投資を避けていましたが、その時から金融リテラシーを高く持っていれば、より早く経済的自由を手にしていたと思います。

 

これから新入社員を始めるからや、まだ若い方には僕の二の舞とならないように、中長期的なビジョンをもって資産形成して頂ければと思います。
なんといっても高収入の職業に就くことが、経済的自由や裕福な生活の前提です。

 

 

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